芝のように地面をはって広がり、かわいらしい花を咲かせるシバザクラは、例年4月中旬から5月上旬にかけて見頃を迎える。全国に名所は多く、その一つが長野県大町市にある▼市内を流れる農具川沿いの白塩町河川敷公園では、地域の有志でつくる「白塩町河川公園愛護会」が植栽と管理を行っている。川の両岸に咲き広がるシバザクラと、雄大な北アルプスの山々が織りなす景観は見事だ▼多くの人が訪れる人気スポットだが、2021年の大雨による増水で左岸河川敷の花の多くが流されてしまったという。それでも先日現地を訪ねると、赤や白、薄紫など色鮮やかなシバザクラが咲き誇り、花の傍らに立つ小さな看板には〈大水流出から 毎年植栽して 徐々回復 やさしく見守って!〉と書かれていた▼今年は旧河川法制定から130年の節目に当たる。河川法は治水と利水に加え、河川環境の保全や整備にも役割を広げてきた。魅力的な水辺空間の実現には、地域住民の主体的な活動や協力も欠かせない▼農具川沿いではこれからアヤメも花の時季を迎える。花々に彩られた川辺の風景が、人々の心を和ませてくれる。
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from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184062
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