2026年5月14日木曜日

千葉県/企業局本局新庁舎が完成/設計は山下設計、施工は大成建設・旭建設JVら

 千葉県が千葉市中央区に建設していた「千葉県企業局本局新庁舎」が完成し、13日に現地でオープニングセレモニーを開いた。熊谷俊人千葉県知事ら関係者約30人が出席。テープカットなどで完成を祝った。建物はSRC・S造地下1階地上9階建て延べ1万3320平方メートルの規模。設計は山下設計。建築本体は大成建設・旭建設JVが施工した。事業費は約92億円。18日から順次業務を開始する。
 新庁舎には幕張地区の2カ所に分散している本局の機能を集約する。業務効率化や災害発生時の危機管理対応につなげる。
 所在地は中央4の13の14ほか(敷地面積2685平方メートル)。工期は2023年3月15日~26年1月23日。1~2階間は中間層免震構造を採用した。
 1~3階はエントランスや会議室などを置いた。4~7階に各課の機能を配置。8階は総務ワークステーション(知事部局)となっている。
 浸水に備え重要設備は2階以上に設置。非常用発電設備は72時間連続運転できる。ZEB Orientedの認証を取得している。天井ルーバーや腰壁には木材を積極的に利用。太陽光発電設備も設置した。
 セレモニーでは、熊谷知事が「企業局の果たす役割が大きくなっていて体制も強化している。この拠点で事業を推進し、県の発展を支える基盤づくりに一層努めたい」とあいさつ。横山尚典企業局長は「安全、安心な暮らしを守り、県の経済発展を支えていく」と意気込みを語った。 
 新庁舎では土地管理部が18日から、管理部、水道部、用水供給部、工業用水部は25日に業務を開始する。


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from 行事 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184169
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回転窓/最近の体育祭事情

 昨日、近所の中学校で体育祭が行われた。保護者や近隣住民も毎年楽しみにしているが、今年は学校外のクラブ活動でけがをした生徒がずいぶんと多く、見慣れない場面がいくつかあった▼体育祭の実行委員長を務める生徒は、両手に松葉づえ姿で声援を送り続けた。けがで選抜リレーに出られなくなった複数の生徒は先生から依頼のあった「盛り上げ隊」となって、長縄跳びなどの競技に出る仲間を鼓舞した▼この学校が体育祭の平日開催に踏み切ったのは今年から。土曜日に開催してきたが、卒業後の進路に影響するクラブ活動や習い事のために参加しない生徒がいて、平日開催を求める意見が出ていた▼平日であれば給食が提供されるので、昼食の用意が不要。医療施設で治療を受けやすかったり、休日出勤を減らせたりと家庭、学校とも都合がいい面があるそう。さまざまなことを検討した結果、平日開催に決めたと聞いた▼4週8閉所の取り組みが進む建設業界で、長く働いて収入を増やしたい人への配慮が必要という意見も出てきている。変化に応じて柔軟な対応が求められるのは、工事現場も学校も似ているのだろう。


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from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184164
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CCUSデータ共同利用でサービス開発/複数の民間システム提供へ

 現場管理に用いる民間システムで、建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録データの「共同利用」による新たなサービス開発の事例が出てきた。共同利用が可能なデータの範囲や運用方法が決まって以降の1年で、五つのシステムでサービス実装への機能改修が進展する。元請が運用するシステムに下請の技能者情報などを入力する際にCCUSのデータを反映させるなど、各システムで現場業務を効率化するサービスの提供を近く予定する。
 CCUSとAPI連携する19システムで共同利用を順次進める。従来も各システムから入退場管理データをCCUSに送って就業履歴として扱ってきたが、CCUS側からのデータ提供は技能者IDに限定されていた。昨年3月には「技能者基本情報」と「事業者情報」の一部をシステム側の要望で利用可能にし、データ連携の幅が広がった。実際の運用にはCCUS運営主体の建設業振興基金(振興基金)と利用契約を締結した上で、システム側の機能改修が必要になる。
 これに基づくサービスの初弾としてエムシーディースリー(MCD3)の「グリーンサイト」でCCUSの技能レベル情報の共同利用が6月上旬に始まる。元請の立場で正確なレベルを即座に把握し、現場の人員配置やレベルに応じた手当支給に役立てる。他のシステム事業者でも、多様なサービスの開発が進む。システム側の技能者の新規登録にCCUSのデータを利用し、手入力での作業を削減する機能の導入を予定するシステムがある。
 CCUSのデータを利用するメリットの一つが「真正性」の確保だ。CCUSには技能者の資格情報や社会保険加入状況、建設業退職金共済(建退共)被共済者番号などが正確に登録されている。現場で書類を突き合わせて確認するなどの作業が不要になり、業務負担の軽減とともに適正な現場管理につながる。
 技能者の処遇改善や現場業務の効率化といったCCUSの目的に沿っていれば、データの利用方法やサービス内容の制限はない。ユーザーとなる建設会社のニーズを踏まえた各システムのサービス開発の加速が期待される。下請の立場で見れば、現場ごとに運用するシステムが異なる場合の手間を省くため、あらゆるシステムでCCUSのデータをシームレスに反映できる環境が理想と言える。システム側の既存データと食い違う際の扱い方など技術的な課題の解消も必要だ。


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from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184172
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静岡県富士市/富士駅北口駅前公益施設実施設計技術協力業務プロポ公告

 静岡県富士市は、ECI方式(技術協力・施工タイプ)を採用する「令和8年度(仮称)富士駅北口駅前公益施設新築工事実施設計技術協力業務委託」の公募型プロポーザル手続きを開始した。6月11日まで資格審査書類を受け付ける。技術提案書の提出期限は9月29日。10月13日にプレゼンテーションとヒアリングを実施し同30日に優先交渉権者を選定、通知する予定。支払限度額は1606万円(税込み、以下同)。
 参加資格は単体か2~3者JV。単体とJV代表者は建築一式工事の総合評定値1200点以上、代表者以外のJV構成員は800点以上など。
 技術提案の評価項目は、▽実施設計段階の実施方針に関する提案▽コストコントロール▽品質確保▽施工計画、安全対策▽周辺環境への配慮▽地域貢献-の6項目。品質確保では外部使用する木材の品質確保(劣化の抑制)に関する提案、施工計画・安全対策では工期順守と1期工事の工期短縮や並行して行われる各工事への配慮、JR富士駅に影響を与えない仮設計画や安全対策などの提案を求める。
 駅前公益施設はRC一部S造3階建て(5層)延べ2194平方メートル。1階は交通広場や待合室、2階はブック&カフェ、3階はキッズスペースや富士山が眺望できるテラスとする。各階の中間フロアに仕事や勉強ができるスペースなどを配置する。屋外バルコニー面積は1089平方メートル。実施設計はアール・アイ・エー・マウントフジアーキテクツスタジオJV、発注支援業務は日建設計コンストラクション・マネジメント(NCM)・浜銀総合研究所JVが担当。
 技術協力業務は、工期短縮などの効果を期待して実施設計を修正する。履行期間は2027年3月26日まで。建築工事は同年秋に着工し29年12月の完成を目指す。外構など全体の完成は30年11月を予定。工事費参考額は約32億円。
 実施要領などは市ホームページに掲載。資料の提出、問い合わせ先は都市整備部市街地整備課(電話0545・55・2797)。


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from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184174
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戸田建設ら/覆工自動打設ロボ搭載のポンプ圧送連動化・可視化システム開発

 戸田建設らは、トンネル工事の覆工自動打設ロボットに搭載する「ポンプ圧送の連動化システム」と「見える化システム」を開発した。コンクリートの打ち上がり高さに合わせて、ポンプ車の動きを自動制御。打設に関するデータを集約し、パソコンでリアルタイムに見られるようにした。圧送ポンプの操作を人力で行う必要がなくなったことで、打設に必要な人員を5割削減できる。管理作業も効率化できる。
 システムは大栄工機(滋賀県長浜市、古礒万頼社長)、ムネカタインダストリアルマシナリー(福島市、木下一俊社長)、JUST.WILL(福岡市中央区、西島茂行社長)、北斗工業(神奈川県横須賀市、山口次郎社長)と共同開発した。
 ポンプ圧送の連動化システムは、自動打設ロボットの高さセンサーで把握したコンクリートの打ち上がり高さに合わせて、ポンプ車の圧送・停止を自動制御する。ポンプ圧送の制御に合わせて、配管切り替え装置なども自動で切り替える。
 見える化システムは、打設高さなどの各種打設データを集約し、パソコンのディスプレーでリアルタイム表示する。打設データは自動的に収集・保存される。完了後の詳細な施工状況確認に活用したり、イントラネットを通じて遠隔地からリアルタイムでモニタリングしたりもできる。
 圧送ポンプの操作が不要になり、1回の覆工打設に必要な人員を従来の6人から3人に削減できる。打設状況をリアルタイムに一元表示することで、複数のディスプレーを個別に確認する必要がなくなり、管理作業の効率化や迅速な状況判断を実現できる。管理者が常時坑内で立ち会う必要がなくなり、柔軟な管理体制の構築にも貢献できる。
 国土交通省中国地方整備局発注の「令和3年度木与防災木与第1トンネル工事」に導入している覆工自動打設ロボット「セントルフューチャーズ」の新機能として、2025年12月からシステムを適用している。


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from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184177
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2026年5月13日水曜日

回転窓/円熟の力、AIを超える

 「お笑いの総合商社」といわれる吉本興業が、一部劇場に所属する芸歴18年目以上の芸人を対象に、定年制を導入する。7月末には、ピン芸人も含め計22組が劇場を卒業する▼SNSでは「若手にチャンスが回る」と歓迎する声がある一方、「実力ある芸人まで芸歴で線を引くのか」と惜しむ声も。対象芸人の中には「住宅ローンは定年を待ってくれない」と自虐気味に笑いへ変える人もいる。芸人のしたたかさだろう▼もっとも、社会の流れは逆だ。建設業をはじめ人手不足に悩む企業では、技能継承や事業継続のため、定年延長でベテランを引き留めている。「辞めてもらっては困る」が現場の本音だ▼ある建設会社の幹部は「ベテランほどAIを使いこなせる」と話していた。経験があるからこそ、AIが示す答えと現実との微妙なずれに気付ける。人の勘と経験は最新技術に勝る例だ▼結成16年以上の漫才師による「THE SECOND」の決勝大会が16日に開かれる。「M-1」にはない円熟味が魅力で、遅咲きのブレークも多い大会。「第二」が人生の本番になることもある。44歳の小欄も、少し勇気付けられる。


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from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184124
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矢作建設工業/社長に竹下英司氏、6月26日就任

 矢作建設工業は12日に開いた取締役会で、竹下英司専務執行役員が社長に昇格する人事を内定した。6月26日開催予定の株主総会後の取締役会で正式決定する。高柳充広社長は代表権のある会長に就く。
 竹下 英司氏(たけした・えいじ)1995年名古屋大学工学部卒、矢作建設工業入社。2018年不動産事業本部開発一部長、22年執行役員人事部長、24年常務執行役員コーポレート本部副本部長、25年専務執行役員コーポレート本部長。愛知県出身、53歳。


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from 人事・動静 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184119
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三井住建道路/新社名は「アルソシア道路」、10月1日付で変更

 三井住建道路は12日に開いた取締役会で、10月1日付で社名を「アルソシア道路」に変更すると決議した。6月26日開催予定の定時株主総会に諮り、承認後、正式決定になる。
 三井住友建設が実施していた株式公開買い付け(TOB)が成立し、同社の完全子会社となる。三井住友建設も10月1日付で「アルソシア建設」に社名変更する。ブランドイメージを強化し、持続的な企業価値の向上につなげる。


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from 企業・経営 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184121
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長尾駅東地区(大阪府枚方市)/土地区画整理準備組合が発足/高層マンションなど計画

 ◇事業協力者は竹中土木・高松建設JV
 大阪府枚方市の中東部に位置し、JR学研都市線長尾駅に近接する長尾駅東地区(約6・2ヘクタール)の土地区画整理準備組合が発足した。3月28日の設立総会で村井正信理事長など役員が選任された。駅に近いエリアで高層マンションなどを建設する計画で、事業協力者は竹中土木・高松建設JVが担当している。
 同地区は第二京阪道路や2027年度開通予定の新名神高速道路にも近く交通利便性の高い地域で、23年12月にまちづくり検討会を設立。長尾駅北東側の長尾播磨谷地区(約29・8ヘクタール)、その北側の長尾荒阪地区(約40・7ヘクタール)と一体で、土地区画整理事業の実現に向けた取り組みを進めている。
 土地利用計画図案によると、駅に近い地区北側のエリアで高層マンションを、南側で低層の一戸建て住宅地を整備する。駅南側にはロータリーを設け、そこから第二京阪道路方面に伸びる都市計画道路・長尾東通線の整備を想定している。地区内を南北に通る川をまたぎ、駅の2階につながるペデストリアンデッキなども設置する計画だ。土地区画整理事業の事業費は25年3月時点の算定で約50億円を見込んでいる。


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from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184133
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新潟市/万代橋の橋詰め広場で新たな社会実験開始/5カ月間オープンカフェ営業

 JR新潟駅から万代、古町を結ぶ都心軸エリア「にいがた2km(二キロ)」の歩道を活用した「居心地が良く歩きたくなる(ウオーカブル)まちづくり」を目指す新潟市の新たな社会実験が11日に始まった。社会実験を通じて知見を集め、街の活性化策を提案する。
 新潟市は、市内都心軸エリアについて、オープンカフェの営業などを常設で認める国土交通省の「歩行者利便増進道路(ほこみち)」制度の認可取得を目指している。
 新たな社会実験の場所は、都心軸エリアにある万代橋の橋詰め広場。10月4日までの約5カ月間、広場内に植栽、パラソル屋根とテーブル、椅子を置いたオープンテラスを設けて、食事や飲み物を提供するカフェを営業する。
 カフェは午前11時から午後10時30分まで、雨天や荒天時を除いて実験期間内は無休で営業。本物のパイナップルやココナツを器にしたフルーツまるごとジュース、ビール、スパークリングワイン、フルコースのフランス料理などを提供する。パラソル、テーブル、椅子などはBit(新潟市中央区)、植栽は日建緑地(同江南区)が提供。カフェの営業はBit Dolce&Gift(同中央区)が担う。
 オープニングで、新潟市の坂井玲子都市政策部参事は「この社会実験は、ウオーカブルなまちづくり施策の一つ。市内の街中のにぎわい創出につながることを期待している」と語った。
 新潟市は、にいがた2kmの玄関口である新潟駅前の東大通で、歩道に飲食店やキッチンカーなどを出店してにぎわい空間として活用する社会実験「東大通みちばたリビング」を毎年春と秋に開催している。
 万代橋の橋詰め広場を舞台にした新たな社会実験はみちばたリビングと連動したもの。


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