2026年7月22日水曜日

静岡県、JR東海/リニア工事で自然保護協定締結/県と国のモニタリング体制構築

 静岡県とJR東海は18日、県庁でリニア中央新幹線静岡工区の着工後を見据えた自然環境保全協定の締結式を開いた。協定には、水資源や生物多様性の保全、トンネル発生土の扱い、モニタリング体制などを盛り込んだ。水嶋智国土交通省事務次官立ち会いのもと、鈴木康友知事と丹羽俊介社長が協定書に調印した=写真。
 協定には、工事に伴うトンネル湧水を全量戻す対応を明記した。南アルプスの自然環境への影響を回避・低減する措置も盛り込んだ。トンネル発生土はオンサイト処理を基本とし、可能な限り無害化、減量化する。藤島発生土置き場では、二重遮水シートとベントナイトシートを活用し、徹底した封じ込め措置を講じる。
 自然環境の保全に影響が出た場合は、工事を一時中断する。JR東海が原因を調査し県へ報告。県が設置する「環境影響評価(環境アセス)審査会中央新幹線部会」と、国が設置する「リニア中央新幹線静岡工区モニタリング会議」が連携し、モニタリングを実施する。初会合の時期や開催頻度は今後検討する。
 締結式で鈴木知事は「2018年に専門部会を設置し、大井川の水資源と南アルプスの自然環境の保全について、JR東海と丁寧な議論を積み重ねてきた。流域市町村や静岡市、利水団体とも検討を重ね、本日を迎えることができた。心から感謝する」と述べた。丹羽社長は「一日でも早く着工できるよう尽力したい。モニタリングなどを確実に実施し、適切に運用したい」と語った。
 また、今後のスケジュールについて丹羽社長が「地元住民向けの工事説明会を開く予定だ。工事計画や環境保全策を説明し、理解を得た上で安全祈願祭と着工式を行う。具体的な着工時期は明言できないが、一日でも早く準備を進めたい」と説明した。
 両者は同日、東海移動新幹線を活用した県内産業や観光の活性化、新たな関係人口の創出などを進める「中央新幹線の建設と地域振興に関する基本合意書」も締結した。


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回転窓/祭典の主役は誰なのか

 サッカー・ワールドカップ北中米大会は、スペインが4大会ぶり2度目の優勝を果たし、幕を閉じた▼今大会は出場チーム数が32から48に拡大。国際サッカー連盟(FIFA)によると総観客数は681万0966人に達し、過去最多だった1994年米国大会の358万7538人を大きく上回った▼大会は商業面で大きな成功を収めたといえるだろう。一方で、開幕前から懸念されていたトランプ米大統領の政治色を帯びた言動や物議を醸す振る舞いは、最後まで後味の悪さを残した▼象徴的だったのが19日の決勝後の表彰式だ。プレゼンターを務めたトランプ氏は表彰台に居座り続け、優勝国だけに許されるトロフィーリフトを前に、スペインの選手たちは戸惑いの表情を浮かべた。8万人を超える観客からブーイングが起こり、大統領の行動を制止できなかったFIFAの対応にも批判が集まった▼トランプ氏の任期中に当たる2028年には、米ロサンゼルスで夏季五輪が開かれる。100年以上の歴史を刻んできた世界最大のスポーツイベント。平和の祭典が政治の舞台へと姿を変えることだけは、誰も望んではいない。


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from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186225
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青木あすなろ建設/夏季閉所の実証開始/モデル現場にサマータイム導入など

 青木あすなろ建設は21日、猛暑期に建設現場で働く社員や協力会社の職人らの安全と健康の確保を目的に、夏季現場閉所の実証を始めると発表した。全現場一律ではなく条件が整った国内のモデル現場を対象に試行。現場ごとの工程、発注者条件などを踏まえ、閉所期間や閉所形態を個別に調整する。得られた知見を基に現場ごとの実効性や課題を確認し、より働きやすい現場づくりにつなげる。
 実施期間は7~8月のうち熱中症リスクが特に高まる期間。モデル現場では、現場閉所や現場条件に応じたサマータイムの導入(熱中症リスクの高い午前11時~午後2時を休憩)に取り組む。このほか、パルスオキシメーター(指先をはさむだけで採血せずに血液中の酸素飽和度と脈拍数を測定する医療機器)など熱中症予防品を導入する。
 同社は若い世代が安心して建設業に挑戦できる環境の実現に向け、夏季現場閉所の取り組みを3段階で進める。第1ステップが26年度のモデル現場での試行。第2ステップは工期への影響や施工体制・人員確保、追加費用といった課題を整理した上で、より良い仕組みを検討する。第3ステップでは検証結果を踏まえ、全国の建設現場への段階的な展開を検討する。


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from 企業・経営 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186217
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国交省/就業体験モデル事業開始/建設業の魅力発信、民間にノウハウ水平展開

 国土交通省は、建設業の就業体験や魅力発信のモデル的な取り組みを始める。今夏以降、技術職や技能職の仕事内容を無料で体験できるプログラムを全国各地で展開。テレビやSNSを通じ、職人の技に迫る番組などのPRコンテンツを発信する。まずは国の予算を活用した実証事業と位置付け、若年層への訴求効果を分析し、継続的な実施に必要な方法・費用を検証。建設業団体や個社が活用可能なガイドラインに成果をまとめ、2027年度以降は民間が実施主体となる形で水平展開したい考えだ。
 就業体験は建設会社や訓練校の協力を得て、図面作成や施工管理、技能作業、ICT活用などのプログラムを用意。高校生や社会人を問わず、異なるプログラムに何度も参加できる。進路や就職・転職を選択する際の材料にしてもらう。
 初回は8月19日に東京都内で実物大モデルを用いた施工体験を行う。同25日は名古屋市、同27日は大阪市でCAD体験プログラムを開く。27年2月まで実施地域・内容を順次拡大する。委託先のエイジェックが開設したウェブサイト(https://kensetsu-taiken.mlit.go.jp/)で参加を受け付ける。
 PRコンテンツは日テレアックスオンが制作・発信を受託した。23日から、建設業の職人や道具に焦点を当てたミニドキュメンタリーを日本テレビで放送する。中高生に人気の縦型ショートドラマとタイアップし、建設業の魅力や将来性をアピールするエピソードを配信。国交省のユーチューブチャンネルで、中高生リポーターが建設現場を取材するコンテンツを今秋から順次公開する。
 いずれも現状は単発の取り組みとなるが、国交省は建設業団体や個社による継続的な実施につなげたい考え。工業高校以外の高校生や、既卒の求職社会人など、従来は想定していなかった層まで採用ターゲットを広げる狙いがある。就業体験や魅力発信の効果的な内容や実施方法、必要な費用をガイドラインに整理し、業界と共有。団体・個社による新たな採用ルートの積極的な開拓を後押しする。


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from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186223
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大阪公立大学/中百舌鳥キャンパス3期整備技術協力業務堺市中区)プロポ公告

 大阪公立大学は21日、中百舌鳥キャンパス(堺市中区学園町1の1)の第3期整備事業をECI(技術協力・施工)方式で進めるため、技術協力業務の公募型プロポーザルを公告した。大型実験施設2棟の新築と既存学舎3棟の大規模改修などを一体的に実施する。工事費の参考額は57億4399万6000円(税込み、以下同)。
 業務名は「大阪公立大学中百舌鳥キャンパス第3期整備事業に係る技術協力業務」。参加申請書は8月6日まで受け付ける。技術提案書は同24日から10月5日まで受け付ける。プレゼンテーションとヒアリングを行い、優先交渉権者は同23日に決定する。
 参加要件は単体企業かJV。代表企業には大阪府の建築一式工事AA等級、経営事項審査の総合評定値1600点以上などを求める。大型水槽設備を持つ実験施設と構造材料工学系実験施設の施工実績も必要。
 同業務では優先交渉権者が技術協力者として実施設計に参画し、施工方法や工程、工事費などを詰める。履行期限は2027年6月30日、契約上限額は1500万円。実施設計後、価格交渉を経て工事請負契約の締結を目指す。
 第3期整備は新築工事と改修工事などで構成する。新築施設は大型水槽などの実験設備を扱う水圏環境・循環棟(S造地下1階地上2階建て延べ1973平方メートル)と、構造体の力学的性質を研究する構造材料棟(S造2階建て延べ1584平方メートル)の2棟。
 改修は既存施設のA13棟(RC造4階建て延べ7066平方メートル)のうち4593平方メートル、A14棟(同4階建て延べ5637平方メートル)のうち3992平方メートル、A10棟(S造平屋918平方メートル)のうち204平方メートルを想定する。
 引き渡し予定日は新築が29年1月31日、改修が28年3月31日。
 実施設計は昭和設計との契約を予定。納期は27年3月末に設定する。基本設計は東畑建築事務所、コンストラクションマネジャー(CMr)は日建設計コンストラクション・マネジメントが担当。
 同キャンパスの整備は府立大学と市立大学の統合に伴い、両大の研究分野を集約する取り組み。第1期で工学系学舎を整備し、第2期でB4棟改修を終え、高専施設の整備も進めている。第3期では専門性の高い実験・研究機能の再編を目指す。


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from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186231
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大成建設/山岳トンネルでデータドリブン施工/プラットフォームで自動収集・活用

 大成建設は、山岳トンネルの施工データを自動収集・一元管理するプラットフォームを開発した。データを可視化・分析し、より効果的で作業効率の高い現場管理や研究開発、応札業務の実現に生かす。収集したデータからBIM/CIMモデルを自動生成するアプリも開発し、月3日程度必要だった作業時間をわずか5分程度に短縮。各地で施工中の山岳トンネル計約20現場で導入している。
 「DataPit」として、山岳トンネルのデータドリブン施工を支えるデータ基盤を構築した。自社開発の現場管理システム「T-iDigital Field」や既存の計測システムから出力される施工データを自動でクラウドに収集し、一元管理する。
 作業所と本社、研究開発部門の技術者が同じデータにアクセスできる環境を構築した。部門を横断したデータ活用が可能になり、施工状況の把握や迅速な技術判断をより高度で的確に行えるようにした。データに基づく迅速な意思決定や本社による施工管理支援にも役立てる。
 同社によれば、地山の変位計測からドリルジャンボによる穿孔、追加地質調査までのデータを包括して統合・一元管理する仕組みは、建設業界で先駆けた事例となる。
 収集した施工データを活用し、施工実績データ管理図とBIM/CIMモデルを自動生成するアプリも開発した。日常業務の省人化と効率化を支援する。AIを活用したデータ分析や施工支援といったデータドリブン施工の本格展開も視野に入れる。
 今後、プラットフォームを導入した約20現場のうち、先行して石川県輪島市で施工する「R7-9能越道雁ノ巣山1号トンネルその1工事」(発注者・国土交通省北陸地方整備局)と、静岡県藤枝市で施工する「令和7年度1号藤枝BP原トンネル工事」(同・国交省中部地方整備局)の2現場で運用を試行。運用方法の確立と機能拡充を探る。
 将来、穿孔や湧水のデータ、サイクルタイムなどの情報をAIによる施工支援や予測技術の基盤として活用できるようにし、施工のさらなる生産性向上と品質向上を目指す。


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from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186215
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2026年7月21日火曜日

TTK宮城支店「TTK荒井ビル」が竣工/グループ全体のシナジー発揮へ

 ◇施工は西武・丸本組JV
 ミライト・ワングループのTTK(仙台市若林区、加藤正幸社長)は、仙台市若林区の仙台工業団地内に新築を進めてきた「TTK荒井ビル」の竣工式を16日に開いた。仙台市東部に分散していたグループ3社(TTKエンジ宮城、HOKUBU、TTK宮城支店)の拠点機能を統合し、移転。移動ロスの解消と業務の効率化を推進する。設計は安井建築設計事務所・西武建設JV、建築施工は西武建設・丸本組(宮城県石巻市)JVが担当した。
 建設地は若林区六丁目南の敷地7967平方メートル。建物は、事務所棟がS造5階建て延べ5550平方メートル、立体駐車場が同造3階建て延べ3500平方メートル、倉庫棟が同造2階建て延べ470平方メートルの規模。大容量の太陽光発電設備の導入などにより、省エネ最高ランクのZEB認証を取得予定の環境配慮型オフィスとなる。地盤のかさ上げで強靱な浸水対策を実施するなど、災害時の緊急避難所としても活用し、地域の安全を支えるBCP(事業継続計画)拠点の役割も果たす。施工に当たっては、ミライト・ワングループの西武建設をはじめ日設が空調給排水衛生設備、TTKグループの塚田電気工事が電気設備、HOKUBUが外構、TTKエンジ宮城が太陽光発電設備工事を担い、共創プロジェクトとしてそれぞれの強みを生かした。
 神事に続いて、加藤社長、安井建築設計事務所の佐古慎一常務執行役員東京事務所長、西武建設の佐藤誠社長、丸本組の佐藤昌良社長らがテープカットし、新社屋の完成を祝った。
 祝賀会であいさつした加藤社長は「拠点を一体とすることでグループ全体のシナジー(相乗効果)を発揮して質の高いサービスを提供し、地域に貢献していく」と決意を述べ、西武建設の佐藤社長に感謝状を贈った。佐藤社長は「ミライト・ワングループの力を集結した建物が完成した」と語った。


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from 行事 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186196
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回転窓/夏休みと水辺の伝承

 近くの小学校ではきょうから子供たちにとって待望の夏休みが始まる。先日は、学校で栽培したアサガオを保護者と一緒に持ち帰る児童を見て、ほほ笑ましく思えた。楽しい思い出が残る夏にしてほしいが、この季節に心配なのは水の事故が増えることだ▼日本には水辺の怖さに警鐘を鳴らす伝承が多い。宮城県に伝わる民話の一つが「姉取り沼」。姉妹が沼へ洗濯に行くと、姉がえたいの知れない沼の主に引きずり込まれてしまう。沼やため池などの危険性を教訓とする言い伝えとされる▼水難事故を防ぐためにさまざまな啓発活動が行われているが、残念ながら事故は後を絶たない。今月も川で遊んでいた中学生や高校生らが溺れて亡くなっている▼2025年の警察庁統計では、水難者のうち死亡・行方不明者が約半数を占める。水の事故は命に関わる。海や川などには「まさか」の危険が潜んでいることを意識しなければならない▼行政機関のポータルサイトなどを活用すれば、水辺で安全に遊ぶための正しい知識を得られる。各地の言い伝えにも思いを巡らせ、子どもたちにはたくさんの楽しい夏の思い出をつくってほしい。


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日本工営、東京海上日動火災保険/空飛ぶクルマ商用化へスカイドライブと連携協定

 日本工営と東京海上日動火災保険は、空飛ぶクルマの開発を手がけるSkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市、福澤知浩代表取締役兼最高経営責任者〈CEO〉)と連携協定を結んだ。3社の知見や技術を融合し、空飛ぶクルマの商用化を目指す。離着陸場の計画・設計や運航リスクをカバーする保険など具体的な事項を検討し、社会実装を推し進める。
 17日に発表した。協定に基づき▽展開地域と対象ユースケース▽離着陸場の成立性▽ビジネスモデル・事業スキームの構築▽安全運航を支えるリスク管理と保険-の4項目の調査・検討で連携する。
 日本工営は交通・都市インフラ計画の業務実績を生かし、離着陸場の計画・設計などを担当する。東京海上日動は、事業全体の推進支援と商用運行のリスク評価に加え補償制度を検討。スカイドライブは機体関連技術を提供する。
 東京海上日動は、2020年8月に国内で初めて有人で航行した空飛ぶクルマに保険を提供し、スカイドライブと連携を始めた。22年7月の大阪ベイエリアでの航路実現可能性調査に日本工営も参加。3社共同で安全性の確認や運航環境の構築に向けた実証を重ねていた。
 国土交通、経済産業両省は3月、「空の移動革命に向けたロードマップ」を改定し、空飛ぶクルマの商用運航開始時期を27~28年と明記。実用化に向けた機運が高まっている。


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大阪府/8月公告分から労務費ダンピング調査を試行/低入札価格調査案件から

 大阪府は8月1日以降に公告する建設工事を対象に、労務費などの適正性を確認する「労務費ダンピング調査」を試行する。国土交通省の直轄工事での運用に準じた仕組み。府独自の対応として低入札価格調査制度の適用案件に対象を絞って始める。落札候補者の工事費内訳書を確認し、直接工事費が一定水準を下回った場合は理由書の提出を求める。理由に合理性がなければ契約は締結するものの、国交省が設置する建設Gメンに通報する。
 調査では、落札候補者の工事費内訳書に記載された直接工事費が、予定価格算出基礎額の直接工事費等に係数を乗じた「一定水準額」以上かどうかを確認する。係数は「0・97」。土木工事等は「予定価格算出基礎額の直接工事費×0・97」、建築・建築設備工事は「予定価格算出基礎額の直接工事費×0・9×0・97」で算出する。
 直接工事費が一定水準額を下回った場合、府は落札候補者に理由書の提出を求める。提出された理由書の内容が合理的と判断されれば契約する。合理性に欠けると判断した場合も契約は締結するが、建設Gメンに通報する。理由書の提出がない場合は建設Gメンに通報した上で、当該入札書を無効とする。
 府都市整備部(住宅建築局を除く)の建設工事では、低入札価格調査制度の対象を総合評価方式の適用工事(土木1億円以上など)や予定価格4億円以上の土木一式・舗装・造園・鋼橋上部・PC橋上部工事、同6億8000万円以上の建築一式工事、同2億3000万円以上の電気・電気通信・管工事、プラント設備工事などに設定している。
 改正建設業法の全面施行で労務費を原資としたダンピング対策の強化が求められる中、府発注工事でも落札段階での確認を強め、技能者の処遇確保の取り組みを後押しする。


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