2026年7月23日木曜日

スコープ/ジオテクノロジーズが新サービス/AIが地図を「理解」し意思決定支援

 キーワードを入力するだけで、AIエージェントが条件に合う場所を特定してくれる。そんなサービスが実用段階に入った。ジオテクノロジーズ(東京都文京区、八剱洋一郎社長)のAIエージェントは、地図情報に加え、人流や購買、画像データなどを学習・解析。「急カーブの多い道を抽出して」「変わった形の郵便ポストを探して」といったキーワード検索に応え、利用者の意思決定をサポートする。
 同社は、地理空間情報と自律型AI基盤を組み合わせたAIエージェント「GeoTechAgent」の提供を4月に始めた。人間の主観やニュアンスを含む自然言語で高度な空間解析ができるのが特徴だ。日常の言葉で入力するだけで、条件に合う場所を即座に特定する。
 AIが地理空間情報を理解できるよう、最新技術を取り入れた。同社独自のデータから関連情報を検索し、回答精度を高める「RAG」や、AIと外部システムを円滑に連携させる接続規格「MCP」を採用。自社データに直接アクセスし、正確な回答を生成するとともに、将来の機能追加にも対応できる拡張性の高い基盤を構築した。
 AIエージェントは、機械学習を出発点に、自然言語対話、時間軸予測、エコシステム構築へと段階的に機能を高度化していく。「急カーブの多い道」は地図データ、「変わった形の郵便ポスト」は画像データから回答する仕組みを実現している。
 「生きたデータを集める仕組みが確立できているのが強み」と話すのは、中村比呂記氏(最高AI責任者〈CAIO〉)。精度の高いデータは、AIによる分析の信頼性を支える土台になっている。
 同社は1995年、自社整備の地図サービス「MapFan」の提供を開始した。豊富な地理空間情報を基に、目的地までの最適な経路を案内する。車、自転車、徒歩に加え、大型車向けのルート検索にも対応。地図は車載カメラの映像などを基に作成し、毎月1回更新している。常に新鮮な情報を蓄積し続けているのが強みだ。
 2020年には移動するだけでポイントがたまるアプリ「トリマ」をリリースした。5月時点の累計ダウンロード数は2500万件に達した。同社によると、利用者の同意を得た上で、1日当たり約10億件の位置情報を取得している。レシートの写真を投稿するとポイントがたまる機能もあり、購買データも取得できる。年代や性別などの属性に加え、移動ルートなどのデータも収集している。
 写真投稿型アプリ「ジオクエ」は、街中のビルや駐車場など指定施設を撮影するとポイントがたまる。利用者が投稿した画像は、同社の地図や道路規制情報の更新に活用される。さまざまなアプリを通じて集めた膨大で最新のデータが、AIエージェントの信頼性を高め、さらなる進化につながっている。
 一般的な生成AIは現在、空間情報の意味を理解することが苦手という。「ある地点間を移動したい」と入力すると、インターネットの文字情報を参照して回答する。誤った情報やもっともらしい誤回答を生成するリスクがあるため、信頼性には課題が残る。
 国主導では、地理空間情報とAI技術を組み合わせた「ジオAI」の研究が進む。内閣官房と国土交通省は2月、「ジオAI研究会」を立ち上げ、地理空間情報とAIを組み合わせる取り組みについて産学官で議論を開始した。5月にまとめた中間整理では、防災・減災や都市計画、交通分野などでの活用が見込まれるとした。
 AIで機械やロボットを動かすフィジカルAIと、空間を理解するジオAIを連携させることで、ロボット単体の動きだけでなく、街全体の物流や交通網を最適化する未来も展望する。ジオテクノロジーズも同研究会にGeoTechAgentの事例を提供し、議論を後押ししている。
 中村氏は「行政機関が保有するインフラデータの公開が進めば、さらにAI活用の可能性が広がる」と話す。地理空間情報は世界各国で整備が進み、国交省によると「質・量ともに充実した状態」にある。急速に進化するAIとの融合によって、インフラの整備・維持管理や国土保全、都市計画がどう変わるのか。今後の展開に注目が集まりそうだ。

 □ジオテクノロジーズ沿革□
 1994年パイオニアの全額出資でインクリメントPとして設立。カーナビ地図開発が主力事業。2021年パイオニア傘下から独立。22年から現社名。移動でポイントがたまるアプリ「トリマ」など消費者向けサービスの展開も進める。


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回転窓/環境配慮が広がる資格

 標高のある高原でこの時期に見頃を迎えるニッコウキスゲ。だいだい色の花はやんちゃでかわいい子どものようだし、少し反り返って咲く姿は気品のある大人のようにも見える▼その群生地は、山道が車で渋滞することが多く、この3連休は長野県のある自然保護センターが回り道を案内していた。大勢の人が花をめでてくれるのはうれしいけれど、こんなに混雑していなかった頃の花の色と山の景色を懐かしく思えた▼日本生態系協会が運用しているビオトープ管理士の受験者が着実に増えている。自然の保全や再生が安心して任せられる技術者を増やすことなどを目的に創設された▼資格は建設技術者にとどまらず、一般の保持者もいて2級は小学生の合格者が登場した。今年の受験申し込みは9月14日まで。入札契約の優遇があって建設関係者の受験が目立つものの、協会担当者は「環境を巡る意識の高さ、広がりを感じている」と話す▼ニッコウキスゲの見頃は1週間ほど。人の暮らしも建設業の仕事も、自然との向き合い方が問われ続けていく。環境配慮の行為が重なって、花の見頃が少しでも延びるようならうれしい。


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from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186258
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兵庫県/コウノトリ但馬空港在り方検討で最終報告案/将来研究に空飛ぶクルマ活用など

 兵庫県は14日、コウノトリ但馬空港(豊岡市上佐野)の在り方を検討する懇話会の第7回会合を開き、最終報告案を取りまとめた。現有の空港施設を最大限活用しつつ、県と運営会社、地元が一体で、旅客増や防災機能強化など価値向上に取り組む方針を提示。空飛ぶクルマの活用や滑走路延長などを将来に向けた研究課題に位置付けた。
 報告案は、今後あるべき姿に▽人とモノと地域をつなぐ空の玄関口▽多様なモビリティの結節点▽地域の防災拠点▽にぎわい機能-の四つを掲げた。その実現に向け、「着実に取り組むこと」と「将来に向けて研究すること」に区分して施策を整理した。
 今後取り組む施策では、旅客増に向けた利用促進や新たな路線展開、空港公園などを活用したにぎわいづくり、防災拠点としての機能強化を推進。滑走路端安全区域(RESA)の国際的な安全基準への適応を図るほか、衛星航法補強システム(SBAS)を活用した進入方式の適用などで就航率向上に取り組む。
 2026年度はターミナルビル(S造2階建て延べ2255平方メートル)の防災機能強化と、RESAの拡張でそれぞれ実施設計に着手。RESAは滑走路の両端で盛り土造成を行い、それぞれ50メートル拡張する。
 将来の研究項目には、飛行機や空飛ぶクルマ、高速バス、路線バスをつなぐ交通結節点としての役割や、進入灯の整備、滑走路の延長を位置付けた。滑走路延長は地元の期待が大きい一方、費用対効果や航空会社の動向などを踏まえた上で検討を進める考えを示した。
 コウノトリ但馬空港(約38ヘクタール)は1994年に開港し、但馬空港ターミナルがコンセッション(公共施設等運営権)方式で運営。1本の滑走路(延長1200メートル)を備え、大阪国際空港(伊丹空港)との間で朝夕2往復が就航している。


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from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186268
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サンケイビル/木造ビルの展開に注力/施工時のCO2排出量削減

 サンケイビルが木造ビルの展開に力を入れる。鉄骨の量を減らすことで建設時の二酸化炭素(CO2)排出量を削減。環境負荷を緩和し、持続可能な社会の実現を後押しする。使用する木材は高い耐火性能を持たせることで入居者が安心して働ける環境を整える。都市で働く人が森や木の循環に触れられる場も創出する。
 同社が東京都千代田区で建設していた木造とS造のハイブリッドオフィスビル「KiGi AKIHABARA」が22日にオープンした。9階建て延べ1072平方メートルの規模。同規模のS造ビルに比べ、59・1トンの鉄を木に置き換えた。施工時のCO2排出量は鉄を使った場合に比べ112・3トン減らした。耐火性能の高い木材を使い、安全性も高めた。
 ビルの所在地は千代田区東神田2の8の16(敷地面積169平方メートル)。JRなどが乗り入れる秋葉原駅から約530メートル南東に位置し、神田川に面している。設計は熊谷組、施工を熊谷組・住友林業JVが担当した。
 柱や梁、床の木材には熊谷組が開発した「環境配慮型λ-WOODII(ラムダウッド・ツー)」を採用した。木造の構造体に強化石こうボードで耐火層を設けた木造耐火技術。60~120分の耐火性を備えている。最上階の柱は木材を耐火被覆として利用した鉄骨部材「ドレスウッド」を使った。
 ビルが立地する場所にはもともとサンケイビルが所有するオフィスビルが立っていた。既存ビルの杭は残しつつ、その間に新築杭を支持層まで打ち込んで新たな建物を支えている。
 サンケイビル技術本部建築技術部の稲岡理絵マネジャーは22日に開いた発表会で「さまざまな技術を組み合わせているので、木造や一部木質化を他の設備も展開していけたら」と今後の方向性を話した。


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from 企業・経営 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186265
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戸田建設/安全品質の知見をAIが高度に分析、作業内容に応じ教訓抽出

 戸田建設は22日、社内に蓄積された膨大な安全・品質情報を生成AIで検索・整理し、迅速に提示する「安全・品管管理チャットボットシステム」を開発したと発表した。現場職員が作業内容を入力すると、関連する過去の事故事例や対策を対話形式で要約・提示する。現場での安全意識改革と、実効性ある指導体制の強化につなげる。今後もAIと社員の創造性や知見を組み合わせ、安全・品質管理の高度化を目指す。
 AIソリューション事業を手がけるHACARUS(ハカルス、京都市中京区、染田貴志代表取締役兼最高経営責任者〈CEO〉)の支援を受け開発した。社内の複数システムに分散していたデータを横断的に活用する。▽安全ポータル(過去の災害事例や事故情報)▽ヒヤリポ(現場で発生したヒヤリハット事例)▽環境・品質管理システム(環境や品質に関するトラブル事例)-の3システムと連携し、データを収集する。
 利用者が作業内容を対話形式で入力すると、AIが過去のデータから関連事例を即座に特定し、回答を提供する。回答項目は「要因の整理」「処置・対策」「参照元資料へのリンク」など。作業内容に応じた安全・品質の教訓を抽出し提示する。
 今後は、システム開発を通じ明確になった課題に対応し、より精度の高い情報を提供していく。自社開発の「Toda-AI-Portal」と連携し、全社に水平展開していく。


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from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186263
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2026年7月22日水曜日

静岡県、JR東海/リニア工事で自然保護協定締結/県と国のモニタリング体制構築

 静岡県とJR東海は18日、県庁でリニア中央新幹線静岡工区の着工後を見据えた自然環境保全協定の締結式を開いた。協定には、水資源や生物多様性の保全、トンネル発生土の扱い、モニタリング体制などを盛り込んだ。水嶋智国土交通省事務次官立ち会いのもと、鈴木康友知事と丹羽俊介社長が協定書に調印した=写真。
 協定には、工事に伴うトンネル湧水を全量戻す対応を明記した。南アルプスの自然環境への影響を回避・低減する措置も盛り込んだ。トンネル発生土はオンサイト処理を基本とし、可能な限り無害化、減量化する。藤島発生土置き場では、二重遮水シートとベントナイトシートを活用し、徹底した封じ込め措置を講じる。
 自然環境の保全に影響が出た場合は、工事を一時中断する。JR東海が原因を調査し県へ報告。県が設置する「環境影響評価(環境アセス)審査会中央新幹線部会」と、国が設置する「リニア中央新幹線静岡工区モニタリング会議」が連携し、モニタリングを実施する。初会合の時期や開催頻度は今後検討する。
 締結式で鈴木知事は「2018年に専門部会を設置し、大井川の水資源と南アルプスの自然環境の保全について、JR東海と丁寧な議論を積み重ねてきた。流域市町村や静岡市、利水団体とも検討を重ね、本日を迎えることができた。心から感謝する」と述べた。丹羽社長は「一日でも早く着工できるよう尽力したい。モニタリングなどを確実に実施し、適切に運用したい」と語った。
 また、今後のスケジュールについて丹羽社長が「地元住民向けの工事説明会を開く予定だ。工事計画や環境保全策を説明し、理解を得た上で安全祈願祭と着工式を行う。具体的な着工時期は明言できないが、一日でも早く準備を進めたい」と説明した。
 両者は同日、東海移動新幹線を活用した県内産業や観光の活性化、新たな関係人口の創出などを進める「中央新幹線の建設と地域振興に関する基本合意書」も締結した。


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from 行事 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186219
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回転窓/祭典の主役は誰なのか

 サッカー・ワールドカップ北中米大会は、スペインが4大会ぶり2度目の優勝を果たし、幕を閉じた▼今大会は出場チーム数が32から48に拡大。国際サッカー連盟(FIFA)によると総観客数は681万0966人に達し、過去最多だった1994年米国大会の358万7538人を大きく上回った▼大会は商業面で大きな成功を収めたといえるだろう。一方で、開幕前から懸念されていたトランプ米大統領の政治色を帯びた言動や物議を醸す振る舞いは、最後まで後味の悪さを残した▼象徴的だったのが19日の決勝後の表彰式だ。プレゼンターを務めたトランプ氏は表彰台に居座り続け、優勝国だけに許されるトロフィーリフトを前に、スペインの選手たちは戸惑いの表情を浮かべた。8万人を超える観客からブーイングが起こり、大統領の行動を制止できなかったFIFAの対応にも批判が集まった▼トランプ氏の任期中に当たる2028年には、米ロサンゼルスで夏季五輪が開かれる。100年以上の歴史を刻んできた世界最大のスポーツイベント。平和の祭典が政治の舞台へと姿を変えることだけは、誰も望んではいない。


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from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186225
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青木あすなろ建設/夏季閉所の実証開始/モデル現場にサマータイム導入など

 青木あすなろ建設は21日、猛暑期に建設現場で働く社員や協力会社の職人らの安全と健康の確保を目的に、夏季現場閉所の実証を始めると発表した。全現場一律ではなく条件が整った国内のモデル現場を対象に試行。現場ごとの工程、発注者条件などを踏まえ、閉所期間や閉所形態を個別に調整する。得られた知見を基に現場ごとの実効性や課題を確認し、より働きやすい現場づくりにつなげる。
 実施期間は7~8月のうち熱中症リスクが特に高まる期間。モデル現場では、現場閉所や現場条件に応じたサマータイムの導入(熱中症リスクの高い午前11時~午後2時を休憩)に取り組む。このほか、パルスオキシメーター(指先をはさむだけで採血せずに血液中の酸素飽和度と脈拍数を測定する医療機器)など熱中症予防品を導入する。
 同社は若い世代が安心して建設業に挑戦できる環境の実現に向け、夏季現場閉所の取り組みを3段階で進める。第1ステップが26年度のモデル現場での試行。第2ステップは工期への影響や施工体制・人員確保、追加費用といった課題を整理した上で、より良い仕組みを検討する。第3ステップでは検証結果を踏まえ、全国の建設現場への段階的な展開を検討する。


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from 企業・経営 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186217
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国交省/就業体験モデル事業開始/建設業の魅力発信、民間にノウハウ水平展開

 国土交通省は、建設業の就業体験や魅力発信のモデル的な取り組みを始める。今夏以降、技術職や技能職の仕事内容を無料で体験できるプログラムを全国各地で展開。テレビやSNSを通じ、職人の技に迫る番組などのPRコンテンツを発信する。まずは国の予算を活用した実証事業と位置付け、若年層への訴求効果を分析し、継続的な実施に必要な方法・費用を検証。建設業団体や個社が活用可能なガイドラインに成果をまとめ、2027年度以降は民間が実施主体となる形で水平展開したい考えだ。
 就業体験は建設会社や訓練校の協力を得て、図面作成や施工管理、技能作業、ICT活用などのプログラムを用意。高校生や社会人を問わず、異なるプログラムに何度も参加できる。進路や就職・転職を選択する際の材料にしてもらう。
 初回は8月19日に東京都内で実物大モデルを用いた施工体験を行う。同25日は名古屋市、同27日は大阪市でCAD体験プログラムを開く。27年2月まで実施地域・内容を順次拡大する。委託先のエイジェックが開設したウェブサイト(https://kensetsu-taiken.mlit.go.jp/)で参加を受け付ける。
 PRコンテンツは日テレアックスオンが制作・発信を受託した。23日から、建設業の職人や道具に焦点を当てたミニドキュメンタリーを日本テレビで放送する。中高生に人気の縦型ショートドラマとタイアップし、建設業の魅力や将来性をアピールするエピソードを配信。国交省のユーチューブチャンネルで、中高生リポーターが建設現場を取材するコンテンツを今秋から順次公開する。
 いずれも現状は単発の取り組みとなるが、国交省は建設業団体や個社による継続的な実施につなげたい考え。工業高校以外の高校生や、既卒の求職社会人など、従来は想定していなかった層まで採用ターゲットを広げる狙いがある。就業体験や魅力発信の効果的な内容や実施方法、必要な費用をガイドラインに整理し、業界と共有。団体・個社による新たな採用ルートの積極的な開拓を後押しする。


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大阪公立大学/中百舌鳥キャンパス3期整備技術協力業務堺市中区)プロポ公告

 大阪公立大学は21日、中百舌鳥キャンパス(堺市中区学園町1の1)の第3期整備事業をECI(技術協力・施工)方式で進めるため、技術協力業務の公募型プロポーザルを公告した。大型実験施設2棟の新築と既存学舎3棟の大規模改修などを一体的に実施する。工事費の参考額は57億4399万6000円(税込み、以下同)。
 業務名は「大阪公立大学中百舌鳥キャンパス第3期整備事業に係る技術協力業務」。参加申請書は8月6日まで受け付ける。技術提案書は同24日から10月5日まで受け付ける。プレゼンテーションとヒアリングを行い、優先交渉権者は同23日に決定する。
 参加要件は単体企業かJV。代表企業には大阪府の建築一式工事AA等級、経営事項審査の総合評定値1600点以上などを求める。大型水槽設備を持つ実験施設と構造材料工学系実験施設の施工実績も必要。
 同業務では優先交渉権者が技術協力者として実施設計に参画し、施工方法や工程、工事費などを詰める。履行期限は2027年6月30日、契約上限額は1500万円。実施設計後、価格交渉を経て工事請負契約の締結を目指す。
 第3期整備は新築工事と改修工事などで構成する。新築施設は大型水槽などの実験設備を扱う水圏環境・循環棟(S造地下1階地上2階建て延べ1973平方メートル)と、構造体の力学的性質を研究する構造材料棟(S造2階建て延べ1584平方メートル)の2棟。
 改修は既存施設のA13棟(RC造4階建て延べ7066平方メートル)のうち4593平方メートル、A14棟(同4階建て延べ5637平方メートル)のうち3992平方メートル、A10棟(S造平屋918平方メートル)のうち204平方メートルを想定する。
 引き渡し予定日は新築が29年1月31日、改修が28年3月31日。
 実施設計は昭和設計との契約を予定。納期は27年3月末に設定する。基本設計は東畑建築事務所、コンストラクションマネジャー(CMr)は日建設計コンストラクション・マネジメントが担当。
 同キャンパスの整備は府立大学と市立大学の統合に伴い、両大の研究分野を集約する取り組み。第1期で工学系学舎を整備し、第2期でB4棟改修を終え、高専施設の整備も進めている。第3期では専門性の高い実験・研究機能の再編を目指す。


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from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186231
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