2026年8月24日月曜日

回転窓/ダイヤモンドより貴重なもの

 ある歯科医院のウェブサイトに、スペイン人作家ミゲル・デ・セルバンテスの言葉が紹介されている。人の歯はダイヤモンドよりもずっと貴重である--。調べてみると、名作『ドン・キホーテ』の一節に登場する▼健康な歯がいかに大切かは知っていても、これまで定期的に歯科健診を受けてこなかったという方も少なくないのでは。虫歯などが進んで痛みを感じてからではなく、日頃からのケアにもっと気を配りたい▼口内のトラブル予防に役立つ歯みがき粉には、さまざまな効能をうたった多くの商品がある。かつての金属製チューブは、使っているうちに中身を押し出しづらくなったが、小欄と同じ昭和世代には懐かしい思い出だろう▼いつからかしなやかなラミネートチューブが増え、その形状にも変化が。横型のチューブだけでなく、キャップを下にして置く縦型が多くなった。材質の技術革新とともに、使いやすさなどを追求したものなのかもしれない▼2日ほど前から右の奥歯がしくしくと痛むのを我慢しながら、きょうのコラムを書いている。ダイヤモンドよりかどうかはさておき、歯の大切さが痛いほど分かる。


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from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=187031
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東洋建設、CCTの50年・1/現地化で築いた半世紀の信頼

 ◇顧客、従業員満足度ナンバーワンへ
 東洋建設の海外現地法人でフィリピンに拠点を置く「CCTコンストラクターズ・コーポレーション(CCT)」が設立50周年を迎えた。7月にマニラ近郊のホテルで開かれた記念式典で、社長の二木要氏は、招待客や従業員を前に「フィリピンでナンバーワンの建設会社になる」と宣言した。東洋建設、そしてCCTはどのように現地に根付き、成長を遂げたのか--。半世紀の歩みを踏まえ、次の50年に向けた「ナンバーワン」への航路を展望する。
 (編集部・漆舘卓海)
 東洋建設と同国のつながりは、1973年5月のマニラ営業所開設に始まる。最初の案件はマニラ近郊のナボタス漁港整備だった。二木氏は当時の現場を「殺伐として非常に危険だった」と伝え聞く。CCTは76年7月、同国建設大手のフィリピン建設開発公社(現フィリピン国営建設公社)とC&A建設、東洋建設の3社合弁で設立した。
 以降は、大きく分けて政府開発援助(ODA)の土木を東洋建設マニラ営業所、民間建築をCCTが担う形で、協力してプロジェクトを推進。オイルショックやアジア通貨危機などの困難を乗り越え、施工実績を重ねた。マニラ首都圏のマカティ市にある両社のオフィスは同じフロアにあり、技術的に打ち合わせができる環境を整えている。
 CCTがこれまで手掛けた案件は300件を超える。マニラ中心部から車で約1時間のファーストフィリピン工業団地(バタンガス州)南部にはCCTが施工した工場が立ち並ぶ一角があり、地元からの同社に対する信頼を象徴している。
 記念式典で語った「ナンバーワン」の意味について、二木氏は「単なる売上高や規模の順位ではなく、顧客満足度、従業員満足度で1位になることだ」と真意を明かす。式典ではCCTとして初めて永年勤続者を表彰し、30年以上勤める社員8人をねぎらった。同国では転職を繰り返す「ジョブホッピング」が珍しくない。だが、CCTには勤続10年を超えるベテランが数多い。
 理由の一つが業務の「現地化」だ。同社は現地職員326人(4月末時点)に対し、日本人職員は16人とごく少数だ。日本での研修などで人材を育成し、工事に関連する権限はできるだけ現地に委譲してきた。「フィリピン人の『ボス』が管理し、日本人職員が支える組織が確立できている」と、二木氏は強靱な経営体制に胸を張る。
 待遇改善、正確な勤怠管理による働き方改革にも常に前向きな姿勢だ。2020年、コロナ禍で数カ月に及ぶロックダウン(都市封鎖)が実施された時には、業務がない日を無給にするゼネコンもあった。しかし、CCTは従業員の生活を守るため、給与を満額支給し続けた。
 式典の最後に、CCT会長の中澤裕樹氏(東洋建設執行役員)は「50年という節目を迎えられたのは、多くの皆さまの支えがあってこそだ」と感謝を強調し、信頼の歴史を将来へつなぐ決意を示した。
 (次回から3面に掲載)


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from 企業・経営 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=187028
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近畿整備局/舞鶴港和田地区バース延伸でケーソン据え付け着手、東洋建設が施工

 近畿地方整備局は19日、舞鶴港和田地区国際埠頭(京都府舞鶴市)の第2バース延伸に向け、初弾となるケーソンの据え付け工事を報道関係者に公開した=写真。施工を東洋建設が担当。発注者や工事関係者が見守る中、起重機船で828トンのケーソンをつり下げ、注水作業を経て高精度で海底に据え付けた。1日1函のペースで作業を進め、25日までに計5函の据え付けを完了する。
 京都府と共同で進める「舞鶴港和田地区国際物流ターミナル整備事業」の一環。外貿コンテナやバルクなど貨物需要の増大や船舶の大型化に対応するため、直轄事業でマイナス12メートル岸壁を210メートル延伸する。これによりバース延長は560メートルとなり、最大3隻の貨物船の係留が可能になる。
 東洋建設が施工するのは「舞鶴港和田地区岸壁(マイナス12メートル)基礎工事」(工期3月30日~11月18日)。基礎工(基礎捨て石1386立方メートル)と本体工(ケーソン5函)、裏込め工(裏込め材5157立方メートル)などを行う。
 ケーソンの規模は長さ11・65メートル×幅6メートル×高さ15・3メートル。別途工事で同港平地区のヤードで5函を製作した。
 この日は国内最大の起重機船「海翔」(最大荷重4100トン、寄神建設所有)でつり上げた状態で約8・5キロの距離を海上運搬し、午前9時に現地で据え付け作業を開始。午前中に注水を終え、所定位置まで慎重にケーソンを移動、安定を保ちながら据え付けた。作業後に潜水士が目視確認を行った。
 5函を順次据え付けた後は、中詰め材の充填と蓋コンクリートの打設を行い、本体工を完了。裏込め工に移行する。
 バース延伸計画では、今回工事を含めて計20函のケーソンを据え付ける。2030年代前半の完成を目指す。
 舞鶴港湾事務所の関係者は「国際物流拠点としての機能強化に加え、大規模災害発生時に阪神港における物流機能のリダンダンシー(冗長性)を確保するなどの事業効果が期待されている。今回のケーソン据え付け着手で大きなステップを踏むことができた。安全で高品質な施設整備に取り組んでいく」と語った。


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from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=187032
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国交省/JAPANコンストラクション国際賞17件を発表、最優秀は積水ハウス

 国土交通省は21日、第9回「JAPANコンストラクション国際賞」の表彰対象プロジェクトなどを発表した。海外の建設・開発プロジェクト8件、中堅・中小建設関連企業5社、先駆的事業活動4件を「質の高いインフラ」を象徴する事例などとして表彰する。建設・開発プロジェクトの最優秀賞には、積水ハウスが米国で展開した「米国SHAWOOD事業Sommers Bendプロジェクト」が選ばれた。表彰式を9月3日に東京都中央区の時事通信ホールで行う。=2面に関連記事
 質の高いインフラを代表する建設・開発プロジェクト、海外で先導的に活躍する中堅・中小建設関連企業、質の高いインフラの実現に貢献する研究開発や人材育成などの先駆的事業活動の3部門ごとに表彰する。
 中堅・中小建設企業部門は▽エイケン(東京都世田谷区)▽小澤土木(浜松市)・橋本組(静岡県焼津市)▽水研(滋賀県日野町)▽SPEC(東京都杉並区)▽多機能フィルター(山口県下松市)。エイケンはバングラデシュやネパール、小澤土木・橋本組はベトナム、水研は米国や韓国、SPECはカンボジアやスリランカ、多機能フィルターはフィリピンやインドネシアに主に進出している。


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from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=187038
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話題の技術/ジャパンギャランティサービス、朝礼の多言語翻訳サービス検討

 建設業界向けにIT機器のレンタルサービスを展開するジャパンギャランティサービス(東京都千代田区、小山啓二代表取締役)が、建設現場の朝礼で伝達事項を多言語に翻訳するサービスを検討している。現場で働く外国人の増加に対応。同社がサイネージ事業を提供する現場で実証試験を行い、外国人作業員への安全周知や作業内容の理解度向上に寄与していることを確認した。今後は生成AIなども活用しサービスの向上を目指す。
 デジタルサイネージ管理システム「建設SIGNESS」のライブ朝礼システムの新機能として、複数の現場で試行運用中。QRコードをスマートフォンで読み取るとウェブ会議システム「Cisco Webex」(シスコ ウェベックス)が起動し、話し手の日本語をリアルタイムで翻訳する。120カ国語に対応し、各自が選んだ言語で字幕表示される。
 同社が外国人作業員を対象に行ったアンケートによると、7割以上の外国人作業員が翻訳サービスを利用したことで日本語だけの朝礼より理解しやすくなったと効果を実感。6割が今後も朝礼での継続導入を希望した。関東圏を中心に、複数のゼネコンで実証試験が行われた。
 以前は周囲の環境によって音声認識が不安定になりやすかったが、イヤホンマイクの導入などで音声認識の精度を高めた。開発を先導するソリューション戦略室の大坊孝博室長は「建設業は専門用語が多く、たまに誤訳されてしまうことが課題だ。今後はウェベックスと生成AIを組み合わせることで、より正確な翻訳が可能になるのではないか」と、翻訳のさらなる精度向上に意欲を見せた。
 コロナ禍で朝礼を分散した際、煩雑な準備や機材トラブル、セキュリティーの問題に見舞われるユーザーが多かった。ユーザーからの要望でウェベックスとの連携を始めた。
 「人が手を動かして作る建設の現場と、私たちの進めるDXをつなぐのは『画面』だと考える。お客さんの仕事を支えるサイネージ事業の一部として、(お客さんに)もっと喜んでいただきたいと思い翻訳サービスの開発に着手した」(大坊氏)。
 今後は、翻訳サービスを含む建設SIGNESSのさらなる普及に努める。現場のエリアに合わせた天気予報やWBGT値(暑さ指数)の表示、騒音計と振動レベル計とのサイネージ連携などの多様なサービスも拡充。顧客の要望を形にする姿勢を追求していく。


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from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=187019
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2026年8月21日金曜日

東京都ら/女子中高生向けオフィスツアー開く/安藤ハザマ本社で

 東京都と山田進太郎D&I財団は、女子中高生向けオフィスツアー「Girls Meet STEM」を19日に安藤ハザマの本社(東京都港区)で開いた。同社の各部署で働く若手女性社員が参加した中高生からの質問に答えた。建築分野で普及しつつあるBIMの紹介やオフィス内の見学もあった。
 女子中高生にSTEM(科学・技術・工学・数学)分野をより知ってもらい、進路選択に役立ててもらう取り組み。同日は中学生10人、高校生14人の合わせて24人と保護者が参加。建設業や会社の紹介に続き、あらかじめ寄せられた質問に、職員が答えた。同社からは技術研究所や意匠設計、建築技術などの部署で働く女性社員が出席。参加者は「建設業界に入ったきっかけは」「理系に進んだ理由」「AI活用は進んでいるか」などの質問があった。その後、社員が引率してオフィススペースを見学。大阪・関西万博のパビリオン建築に使ったBIMモデルの紹介などもあった。
 デザインの仕事に興味があるという高校2年の長尾理央さんは「設計以外の(施工管理などの)仕事も詳しく知ることができた。大学での学びや女性の働き方を詳しく聞けて良かった」と話していた。友人の川田すずなさんは「異動の要望も聞いてもらえて、自由度の高い会社と感じた。将来は研究職に就きたくて理系を選んだので、建設会社にも研究分野の仕事もあると知ってより興味がわいた」と語った。


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from 行事 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186966
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回転窓/身を守る意識と行動

 都内は先週、ぐずついた空模様で少し過ごしやすいなと感じた。だがそれもつかの間、猛暑が戻ってきた。湿度も高く、気温は35度に迫る。エアコンなしでは生活できなくなっている▼ダイキン工業が世界11カ国・12都市のエアコン所有者1200人(各都市100人)を対象に行った「世界の空気感調査」の結果を先日公表した。暑い時期に自宅で1日を過ごす際の冷房使用時間は、東京が14時間12分と12都市で最も長かった▼ここ5年で東京は年間の猛暑日(35度以上)日数が倍増し、気温の上昇幅も12都市で1番。約3割の人が一日中エアコンをつけっぱなしで、約6割は11時間以上と回答するなど長時間使用が一般化している▼世界をみると12都市の9割弱の人が「5年前より暑くなった」と実感し、8割強が「エアコンの使用時間が長くなった」と答えた。暑さが暮らしやエアコンの使い方に影響しているとうかがえる▼危険な暑さは睡眠の質の低下や疲労の蓄積といった身体の不調につながり、熱中症のリスクも高める。日中から夜間まで無防備に過ごさず、昼夜を問わずに暑さから身を守るよう意識して行動に移そう。


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東北整備局長・小島優氏が会見/安心と発展をインフラで支える

 7日付で東北地方整備局長に就任した小島優氏が19日、仙台市内で会見を開いた=写真。震災伝承と事前防災、地域の発展を支えるインフラ整備、担い手確保に注力する。いずれの施策も「地域住民や建設産業の声にしっかり耳を傾け、関係者が一体で取り組めるように力を尽くす」考えを表明した。
 --初の東北勤務に当たり、就任の抱負を。
 「山に囲まれた広大なエリアに約800万人が分散して暮らしている。各地の安全性を確保しつつ、相乗効果を発揮するため、点在する盆地や平地を結び付けるインフラのネットワークを構築する必要がある」
 「新たな広域地方計画と社会資本整備重点計画が決定されたことを踏まえ、エネルギー分野や半導体といった産業集積の強みを発揮できる基盤を整える。『4縦貫7横断』の骨格道路ネットワークや洋上風力発電基地港湾の整備を着実に進める。安全・安心と地域発展をインフラで支える」
 --激甚化する大雨被害や地震に備え、事前防災にどのような考えで臨むか。
 「防災・減災と国土強靱化の取り組みをしっかり前進させる。本省で災害の初動対応を担う部署に勤務していた時、かつて働いていたエリアで豪雨による甚大な被害が生じ、忸怩(じくじ)たる思いに駆られた。事前防災の重要性を痛感した。この経験を胸に、整備局長として住民の生命と財産を守る大役を果たしていきたい」
 --震災伝承の取り組みについては。
 「東日本大震災から15年がたち、記憶が風化しないように関係者と連携を取りながら伝承に取り組む。インフラに関しては復旧・復興事業で確実に整備効果が生まれている。一方で福島県の復興は道半ばだ。第3期復興・創生期間に、F-REI(福島国際研究教育機構)をはじめ新たなまちづくりを力強く支援する」
 --労務費や資材の高騰で予算確保の重要性が高まっている。
 「単価の上昇により、従来と同じ予算では発注量が抑制されてしまう。これまでの金額をベースにした上で、物価上昇に見合った予算を確保できるよう、現場のニーズをきちんとくみ上げて中央に伝える」
 --喫緊の課題となっている担い手確保に向けた考えは。
 「東北は人口減少が他地域より速く進行しており、危機感は強い。建設業界は使命感を持って献身的に仕事をしている。地域に根差し、魅力とやりがいがある仕事だと認識してもらえるように、給料や休日など処遇改善の施策を展開することはもちろん、関心を持ってもらうためにも情報発信に力を注ぐ」
 「『東北未来働き方・人づくり改革プロジェクト』の取り組みを発展させるため、建設産業との意見交換の場を重要視している。将来にわたってインフラサービスを提供できるように、持続可能な建設業界をつくるため官民が一体になって力を尽くす覚悟だ」。
 (こじま・まさる)1992年東北大学工学部卒、建設省(現国土交通省)入省。水管理・国土保全局河川環境課長、官房審議官(技術、水管理・国土保全)などを経て現職。愛知県出身、58歳。


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人材協検討会/新たな教育訓練体系構築で方向性/新人教育の全国的な仕組みを先行整備

 建設関連団体が中心となり技能者の新たな教育訓練の在り方を模索する取り組みで、新人教育の全国的な仕組みを先行して整える方向で検討に入った。業界全体で教育訓練の在り方を体系化することを念頭に、OFF-JT(職場外訓練)を中心としたカリキュラム開発などを推進。各団体が単独、あるいは連携し、全国各地をカバーする実施体制を敷く。手始めとして、新人教育の既存の取り組みを費用面で支援する事業に近く取りかかる。=2面に関連記事
 建設業振興基金(振興基金、谷脇暁理事長)が事務局を務める「建設産業人材確保・育成推進協議会」(人材協)に設置した「新たな教育訓練体系構築検討会」で方向性をまとめた。まずは離職防止が喫緊の課題となる新人の教育訓練の在り方を固めた上で、それを発展させて技能レベルに応じた継続的な育成体系の構築を目指す。
 新人教育の目指す水準は、建設キャリアアップシステム(CCUS)レベル2の一歩手前程度を目標に据える。実技を伴うOFF-JTの集合研修を前提に、技能検定2級の取得に必要とされる200~400時間程度の教育内容を想定。カリキュラムや教材の開発、講師の確保・養成に取り組む方針だ。全国各地で負担なく教育を受けられる体制を目指し、専門工事業や総合工事業の各団体や職業訓練法人、労働組合などによる実施体制の充実を促す。
 教育訓練の実施団体を支援するスキームを検討し、それを業界全体で支える恒久的な財源も将来的に確保したい考えだ。2026年度は当面必要となる予算として建設技能人材機構(JAC)による拠出とCCUSの運営費から9900万円を確保。この一部を活用し、新人教育を既に展開する団体を対象とした支援事業を創設する。
 支援先は9月に公募する。支援額は教育訓練の実費の2分の1相当を賄える水準とし、1団体当たり200万円を上限とする。一定の教育効果を確保する観点などから支援先の要件などを詰める。地域の先導的な取り組みを後押しし、成果の水平展開を目指す。


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鹿島/フィギュアスケート紀平梨花選手と所属契約/新たな挑戦を応援

 鹿島がフィギュアスケートの紀平梨花選手の挑戦を応援する。1日付で所属契約を結んだ。紀平選手は2025年に女子シングルからアイスダンスへ転向。世界の舞台で磨いた技術と表現力をベースに、西山真瑚選手と組んで新たな競技に挑戦している。紀平選手の姿を自社の事業に重ね、同社は社会課題の解決や新たな価値創造に挑み続ける。
 鹿島スケートクラブ所属としてリンクに立つ紀平選手は「アイスダンスという新たな挑戦を続ける中、このようなご縁をいただけたことに心から感謝している」とコメント。「世界の舞台でより良い演技をお見せできるよう、これからも努力を重ねていく」と活躍を誓った。
 現在の活動拠点はカナダのモントリオール。トリプルアクセルを最大の武器に、国際スケート連盟(ISU)グランプリファイナル優勝、四大陸フィギュアスケート選手権と全日本フィギュアスケート選手権の2連覇などを達成。女子フィギュア界をけん引してきた。


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