東京都渋谷区にある「国立代々木競技場」の世界遺産登録に向けた機運が高まっている。建築家の隈研吾氏が代表理事を務める推進協議会が、施工と保全をテーマにした第3回シンポジウムを23日に同競技場で開いた。有識者らの活発な議論に、約850人の参加者が聞き入った。
国立代々木競技場は1964年の東京五輪に合わせて建設され、2021年の東京五輪・パラリンピックでも使われた。建築家の丹下健三(1913~2005年)が意匠設計、坪井善勝(1907~90年)が構造設計を手掛けた。清水建設が第一体育館、大林組が第二体育館を施工した。
冒頭、日本建設業連合会(日建連)の宮本洋一会長は「(競技場は)日本経済と社会の加速度的発展を象徴する建物だ。未来へ価値を育て続ける生きた遺産として世界に認められることを願っている」とあいさつした。
続いて、カルロス・ラザロ国際シェル空間構造学会会長(バレンシア工科大学教授)とチューリヒ工科大学のジュリア・ボラー講師、大阪工業大学の廬韻琴講師が講演。「アカデミックから見た大規模空間構造の保全とアーカイブの重要性」と題して意見を交わした。
清水建設や大林組、三機工業からの登壇者が講演とパネルディスカッションを実施。日本オリンピック委員会(JOC)の三屋裕子副会長と日本フィギュアスケーターズ協会の小塚崇彦代表理事、隈研吾氏による鼎談(ていだん)も行った。
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