日本建築士事務所協会連合会(日事連、上野浩也会長)は11日、第46回建築士事務所全国大会(福井大会)の記念式典を、福井市のフェニックス・プラザで開いた=写真。大会テーマは「未来を拓く まち・ひと・建築」。北陸新幹線の開業を起爆剤にまちづくりが活性化している福井を舞台に、未来に向けた議論を行った。
大会に先立って開いた記者会見で上野会長は「地方はまだまだ疲弊している。地方の活性化なくしては日事連の発展はない」と表明。事務所登録の手数料見直しの必要性にも言及し、「来年4月に事務所登録の電子化がスタートする。これをターゲットに単位会から都道府県にお願いしている。良い成果が出ると思う」と語った。
「若い人たちや女性たち、これからを担う皆さんのために、汗をかいただけ報われる業界にしたい」との方針も語った。6月に女性活躍推進ワーキンググループ(WG)を立ち上げており、「できれば1年くらいで提言をまとめて、そのテーマの下で、来年(の全国大会で)女性交流会を開催したい」との考えを示した。
福井県建築士事務所協会の木下賀之会長は「地方の現状を変えていきたい。福井は新幹線が起爆剤になって変われるかもしれない。建築士がもっと勉強して力量を高めて、新しいまちづくりに生かしていきたい」と述べた。
大会に合わせて、建築家の隈研吾氏による基調講演も行われた。
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