国土交通省に入って4年目、現在は都市局都市環境課に所属している。良質な緑地確保を後押しする「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」の運用を担当。「緑の価値を明確にし、伝えるのは難しい」と率直に語る。それでも、自ら作成に携わった制度の手引が実際に使われていると知った時は、喜びで胸がいっぱいになった。
都内でも緑豊かで、水辺が身近にある環境で育った。季節ごとに表情を変える木々に囲まれ、自然の中で遊んだ記憶は心に深く刻まれている。ただ、時がたつにつれ緑地が少しずつ減っていくことに、幼いながら寂しい思いをした。緑がさまざまな法律で守られていると知り、「緑を守る仕組みに携わりたい」と心に決め、国交省を志した。
働き始めてからは、国営飛鳥歴史公園事務所(奈良県)や、国営昭和記念公園事務所(東京都)で公園管理を担当した。犬と一緒に散歩をする人や子どもと遊ぶ人、ただ芝生に寝転ぶ人。さまざまな利用者を目にして、「誰にとっても平等なこと」が大切だと実感した。
現在はTSUNAGの運用に加え、2027年国際園芸博覧会(花博)の開催準備室も兼任している。花博は環境技術や都市の未来像を発信する舞台でもある。「緑の価値を伝える仕事や花博などを通じ、街の中に良質な緑が増えればうれしい」。穏やかな口調で未来を見据える。
(よこやま・さえ)
from 人事・動静 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=181657
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