大成建設は、発破作業の完全機械化を実現する要素技術として「装薬ユニット」を開発した。構成装置を従来のドリルジャンボに後付けできる。自社開発した無線電子雷管対応の爆薬装填装置との組み合わせで、削孔から装薬まで一連作業が1台の機械とオペレーター1人で完結する。作業員が切羽付近に立ち入る必要がなくなり工期も短縮できる。
自社施工の現場で効果を確認した。多様な装薬孔に対応した一連の発破作業を人手に頼らず、円滑に行える。装薬ユニットは▽装薬孔の中心を保持するスパイク式セントラライザ▽ロッドの継ぎ足しや回収を行うロッドセッター▽ホース類を送り出すホースフィーダー-などで構成する。ドリルジャンボのガイドシェルに後付けで装着できる。ドリルジャンボの改造は不要で、掘削作業の長期停止が避けられる。
ロッドセッターなどの機構を活用し、装薬孔への装薬パイプ挿入が機械的に行える。削孔と同一軸で装薬パイプを差し込むため、作業ごとの位置合わせも不要になる。無線電子雷管対応の爆薬装填装置「T-クイックショット」と組み合わせることで、作業員の結線作業も不要になり切羽付近に立ち入らずに済む。
一連の発破作業は、ドリルジャンボの運転席からオペレーター1人で対応可能。完全機械化で連続施工を実現する。
今後、実爆薬の試験発破を段階実施していく。機械・装置間の連携制御を強化し、2026年度に爆薬装填作業の半自動制御を目指す。全自動切羽穿孔対応のフルオートジャンボ機をベースに、火薬取扱従事者以外は取り扱えない装填・装薬について、従事者のボタン操作で対応できるようにする。将来は自動制御化も見据える。開発した装薬ユニットの実用化と標準化に向けた社内外での取り組みを加速。山岳トンネル掘削作業全般の完全自動化を目指す。
from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=181753
via 日刊建設工業新聞


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