鹿島は、森林が雨水や雪解け水を地下水として蓄えるかん養機能を高精度に評価する技術を開発した。森林に設置した新型センサーで降水量や水分蒸発散量のデータを取得。森林の状態をデジタルツインで仮想空間に再現する。森林構造を解析し、人による手入れが地下水量に与える効果をシミュレーションし、定量的に検証できるようにした。同社は地方自治体や森林事業者と連携し、科学的な根拠に基づく森林管理の拡大を進める。
新技術では水源のかん養機能を正確に把握するため、算定に必要なデータを継続的に計測するシステムを構築した。センサーで木の間を通過する降雨量や樹木の幹を伝わる雨水量、水分蒸発散量、土壌水分量、照度、風向・風速を把握する。算定を効率化するため、同社の森林経営支援サービス「Forest Asset.」(フォレストアセット)を基盤に採用。自律飛行するドローン技術などを活用し樹木の密度や高さ、地面から約1・2メートルの高さの直径、地面に届く日光量の目安となる開空率などの解析技術も向上させた。
適切に間伐した森林では、管理されていない森林に比べ、地下水のかん養量が最大で3倍以上となる事例を新技術で確認した。
鹿島は、地下水を利用する企業などに採取量と同量のかん養対策を求める熊本県で、地下水保全条例に適合する形で新技術の普及を図る。今後、国内の他の自治体にも、新技術を生かした水源かん養の支援策を展開していく。
from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=182214
via 日刊建設工業新聞


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