洋上に浮かぶデータセンター(DC)の実証実験が始まった。日本郵船やNTTファシリティーズら5者でつくるコンソーシアムが、横浜市中区の横浜港大桟橋ふ頭にあるミニフロート(浮体式係留施設)にコンテナ型DCなどを設置。1年を通じてエネルギーマネジメントや揺れ・振動、塩害などを検証する。2027年をめどに小規模な洋上DCを商用化。徐々に事業を拡大し、30年にも外洋への進出を目指す。
コンソーシアムは日本郵船とNTTファシリティーズ、ユーラスエナジーホールディングス(HD)、三菱UFJ銀行、横浜市の5者で構成する。25日に現地で洋上DCの開所式を開き洋上DCの見学も行った。
日本郵船の鹿島伸浩専務執行役員は洋上DCの狙いついて、「海のポテンシャルを最大限活用し、デジタルインフラの拡充と地球環境の両立を目指す。DCを『建てる』から『浮かべる』という新しい発想で事業化につなげていきたい」と説明。参加者に洋上DC事業への参入を求めた。
NTTファシリティーズの川口晋社長はDCの認知度や関心が高まり、新たな課題に直面しているとし、「課題に対するアプローチのドラスチックな変革が求められている」と指摘。「国内外で陸上DCを構築し蓄えた経験と知見を発揮し、計画や設計、建設、各要素技術で洋上DCの取り組みに最大限貢献していく」と力を込めた。
洋上浮体型DCを再生可能エネルギーだけで運用する世界で初めての取り組み。実証実験では横浜港に浮かぶミニフロート上にコンテナ型DC、太陽光発電設備、蓄電池設備を設置。系統電力を利用せず、再エネ発電と蓄電池の電力でDCを運用する。25日から稼働し26年度末まで実環境で塩害や振動を受けながら、稼働安定性や再エネのエネルギーマネジメントに関する検証などを行う。
from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=182738
via 日刊建設工業新聞


0 comments :
コメントを投稿