大阪府と大阪市は大阪城東部地区の歩行者ネットワーク強化を目的に「大阪城公園接続デッキ整備事業」を進めている。JR大阪城公園駅と第二寝屋川左岸沿いの歩行者空間を結ぶデッキを整備し、周辺の観光・交流拠点との回遊性向上につなげる。宿泊税を財源に2026年度当初予算案にデッキ部の本体工事費など約14億円を計上した。今夏にも本体工事に着手し、28年春の供用開始を目指す。
計画ではまずデッキ部として、JR大阪環状線・大阪城公園駅の改札から東に向けて、JR車両基地(吹田総合車両所森ノ宮支所)の引き込み線をまたぐ形で鋼構造の単径間橋梁を架設する。橋長は約60メートル。渡りきったデッキ先端は北向きに階段を設け、地上へ降りる。そこから先は地上部として北側を流れる第二寝屋川左岸へ、さらに左岸沿いを東に向けて豊里矢田線に至る延長約320メートル区間に歩行者空間を設ける。
デッキ部はJR西日本の財産区に位置するため、大阪府・市とJRとで協定を結び、同社が設計・施工を担当。現在、詳細設計をジェイアール西日本コンサルタンツで進めている。25年度はこのほか、地下探査(不発弾調査)や準備工事も実施。準備工事は25年12月に大鉄工業の施工で着手しており、今年7月ごろまでに完了させる予定だ。デッキ本体工事は別途発注により今夏の着工を見込む。
一方、地上歩道部は大阪メトロによる設計・施工を軸に調整を進めており、大阪公立大学森之宮キャンパス周辺で進む1・5期開発の進捗も見据えながら具体化を目指す。
同事業は大阪城東部地区で進むまちづくりの一環。府市は20年9月に「大阪城東部地区のまちづくりの方向性」を策定し、大阪公立大学森之宮キャンパスを核に多世代・多様な人が集う国際色豊かな拠点形成を進めている。これを踏まえ、24年5月に「同地区1・5期開発の開発方針」を定め、歩行者空間のネットワーク化と世界的観光拠点形成につながるインフラとしてデッキ整備を位置付けた。
from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=182406
via 日刊建設工業新聞


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