大林組は、自社開発した建設現場の木製仮囲いを使用後に回収し、他の現場で再利用する。建設関連仮設資材のレンタルを手掛ける日本セイフティー(東京都千代田区、西田伸一郎社長)と連携。回収や点検・整備、保管、再供給までの一連サイクルを一体運用し、木製仮囲いを長く繰り返し利用できるスキームを構築。全国の現場に適用し、2027年国際園芸博覧会(花博)に出展する展示館の外装パネルも他現場の木製仮囲いとして再利用する。
今回構築するスキームでは、木製仮囲いを日本セイフティーが建設現場に供給する。使用後も回収や状態の確認を経て、必要に応じ補修や整備などに対応した上で保管。次の現場に再供給するまで一連サイクルの業務を同社が担う。
両社は、回収した木製仮囲いの状態に応じた補修方法も確立。さらに再利用の可否を判断する確認基準も整備し、適正な品質を確保しながら繰り返し利用できる運用体制を構築した。使用状況や転用時期などの情報も共有し、従来は現場ごとに完結していた木製仮囲いを複数の現場で循環利用できるようにした。
大林組によると、木製仮囲いは同社施工の現場約40カ所で導入してきた。将来の定量的な導入拡大目標は未定だが、同社施工の現場に限らず全国で適用拡大を目指す。花博に「モリソラミライ」として出展する展示館の外装に約1000枚の木製パネルを使用する。閉幕後は点検や整備を経て別の現場で仮囲いとして再利用する計画だ。
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