2026年11月6日金曜日

アジア航測/インフラのロボット点検基本技術確立/27年に試験導入サービス提供

 アジア航測は、ロボットによるインフラ点検サービスを2027年に試験導入する。空間情報技術の知見を生かし、周囲の状態を把握する精度を高め、移動ロボットのフロア間の階段昇降に成功している。搭載したAIカメラシステムでメーターを読み取るなど、ロボット点検の基本技術を確立。主要な開発段階が完了したと判断し、ロボット点検が可能か現場で確認したい顧客向けに試験導入する。
 同社は25年から、空間情報技術とロボット、AIを連携させたインフラメンテナンス分野の新規事業に取り組んでいる。ロボットのシステムインテグレーション(SI)サービス「ARSIS」として展開。自社の空間データ活用ノウハウと、スタートアップ企業などの持つ技術を融合し、顧客の課題解決につなげる。
 下水処理場でロボット点検ソリューションの実証を9月に行った。四足歩行ロボットの上部に周囲の形状を精緻に捉えるライダーやカメラを搭載。事前に計測した施設の3D地図データを読み込ませ、通信電波が届かない環境でも自己位置を推定しながら自律走行できた。地図にない障害物が現れても、ライダーなどで検知し回避した。
 新規事業創造本部イノベーション事業部ビジネス開発部ロボティクスソリューション室の佐々木龍室長は「大量の3D点群データを取得・処理する独自技術がスムーズな自律移動を支えている」と説明する。今後について「アームを取り付けて設備のボタンを操作するなど、物理的な動作を伴う機能拡張も可能だ。空間情報やAIによる付加価値向上に取り組みつつ、ロボットを活用した課題解決を提案していく」とした。
 同社は電力インフラ施設などでの実証も視野に入れる。展示会にも出展しており、「建設現場でも使えるのではないか」という声が寄せられたという。


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from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=189093
via 日刊建設工業新聞

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