2026年11月9日月曜日

戸田建設/土間スラブの沈下対策で地盤改良工法開発/従来工法よりもコスト4割減

 戸田建設は、軟弱地盤上で土間スラブの沈下を抑える地盤改良工法を開発した。軟弱な表層を改良して土間スラブの荷重を支える。深層で円柱状の改良体を構築して上層の軟弱地盤から伝わる荷重を支え、軟弱地盤の負荷を少なくする。従来の沈下対策工法と比較してコストが約40%削減できる。
 表層部分を全面的に改良する浅層混合処理工法と地中に円柱状の改良体を造成する深層混合処理工法を組み合わせた。杭基礎で支持された建物の土間スラブが対象。浅層改良した地盤とその直下に設けた深層改良で、土間スラブに作用する荷重を二重に支持する仕組み。筑波技術研究所(茨城県つくば市)で建設中の実験施設「(仮称)構造材料棟」に適用した。
 土間スラブに作用する荷重は均一ではなく、積載荷重の大きいところや小さいところ、フォークリフトの走行範囲などにより変化する。開発した工法では土間スラブに作用する荷重を浅層改良部分で分散し、効率よく深層改良へ伝達する。軟弱地盤にかかる荷重を抑え、沈下を抑止する。
 深層改良体を多く構築して軟弱地盤への荷重を減らし、土間スラブの沈下量を抑制する方法もある。だが深層改良体を多く構築するほどコストも高くなる。新工法では沈下を抑制しつつコストを抑えるため、深層改良体の構築本数と配置の最適なバランスを確立した。
 今後は軟弱地盤上に建設される物流倉庫や工場など、土間スラブが計画される施設への工法適用に取り組む。
 土間スラブは地盤の上に設けるコンクリート床。床にかかる荷重を主に土間下の地盤で支持するため、地盤条件によっては梁などで支持する構造スラブと比べて床構造を合理化できる。
 他方で、土間スラブの採用は地盤条件に大きく左右される。表層地盤は埋め土や盛り土で構成されることが多く、軟弱な場合もある。軟弱層が厚いと浅層改良だけでは沈下したりひび割れたりするリスクがあった。


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from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=189160
via 日刊建設工業新聞

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