2024年10月28日月曜日

熊本県/第2期熊本県水道ビジョン案、耐震化計画の策定率100%目標

 熊本県は、水道事業が持続して安全で良質な水道水を安定的に供給するために必要な方向性などを示すための「第2期熊本県水道ビジョン」の案をまとめた。基幹管路の耐震化などを急ぎ、2034年度に耐震化計画の策定率で100%を目指す。更新投資額は20~74年度の年平均で223億1600万円と試算。アセットマネジメントの実施率を100%にし、計画的な更新を目指す。案への意見募集を経て年度内にビジョンを決定する。
 案では、第1期ビジョンの基本方針である▽安全・安心な水道▽災害などに強い強靱な水道▽将来も持続する水道-を継続。24~33年度の10年間で取り組む対応策などをまとめた。
 安全・安心関連では、水安全計画の策定率100%を目標に掲げる。
 強靱な水道関連では、県内の基幹管路の耐震適合率は22年度時点で31・2%と全国平均42・3%を下回っており、耐震化の遅れを強調。上下水道一体の水道施設の耐震化を推進するため、耐震化計画の策定率を今後5年間で60%と設定した。
 持続する水道では、県水道広域化推進プランに基づき、地域区分を▽有明▽熊本中央▽阿蘇▽環不知火海▽芦北▽球磨-に設定。各地域の年平均の更新投資額を▽有明15億9500万円▽熊本中央116億3000万円▽阿蘇13億2300万円▽環不知火海62億0200万円▽芦北3億9000万円▽球磨11億7600万円-と試算。施設の維持管理や修繕、更新を一体的に民間に委託する「ウオーターPPP」をはじめとした官民連携事業の検討を進める。




from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=168343
via 日刊建設工業新聞

0 comments :

コメントを投稿