2024年10月16日水曜日

日建連/木造建築の普及後押し、会員企業のプロジェクトデータ298件公開

 日本建設業連合会(日建連、宮本洋一会長)は木造建築の普及や木材の活用を後押しする。15日、会員企業が施工した木造・木質建築プロジェクトのデータを公式ホームページに公開した。プロジェクトごとに木造を採用した部分や木材の使用量、木造部材メーカーなどをまとめており、市場分析などに活用できる。同時に木造情報をまとめたパンフレット「もくネタ!」も公開。木材活用に関する行政の指針などをQRコードで容易に確認できるようにした。
 脱炭素化の広がりや木材活用を促進する行政の動きなどを背景に、会員企業による木造・木質建築プロジェクトの情報を共有し、さらなる木材利用の推進につなげるのが狙い。会員企業が施工した木造・木質建築プロジェクトのうち、公開可能な298件をエクセルデータにまとめた。2000年の建築基準法改正以降に設計され、構造部材に木質材料を使用したものが対象となる。今後は毎年情報を更新し、プロジェクトを追加していく。
 公表したデータは、建物規模や建設地の用途地域といった建設に関わる基本的な情報から、耐火性能や仕上げ材、構造材別の使用木材量など木造・木質に関する情報までを網羅した。エクセルデータで公表することで任意の加工が可能。市場分析などに役立てられる。
 木造情報パンフレット「もくネタ!」では木材活用に関する基本的な情報のほか、木造・木質建築に関する技術や法律、メリットをまとめた国や地方自治体、団体が発行する冊子を紹介。「法解釈」「防耐火」「経済効果」など分野別にも資料を分類した。冊子はQRコードで確認できる。




from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=167958
via 日刊建設工業新聞

0 comments :

コメントを投稿