本紙電子版記事検索システムで調べると、「働き方改革」のワードを初めて掲載したのは2008年1月にさかのぼる。大手建設コンサルタント会社社長が年頭あいさつに盛り込んだ▼「長時間労働を解消し、魅力ある職業、会社とするため働き方改革にも本気で取り組む」。今から16年前はまだなじみの薄いワードであったが、経営トップの言葉から改革に挑む強い意志が伝わってくる▼紙面上で働き方改革を巡る状況が一変したのは17年。年間ワード掲載数が前年の約50件から1000件超へと急増する。労働基準法改正を含めた働き方改革関連法案が議論され、民間ではワーク・ライフ・バランスの実現へ取り組みが本格化していた年である▼建設産業は資材価格高騰などに直面しながらも、当時と比べて時間外労働の削減が進み、現場の週休2日も着実に増えている。やりがいを持って生き生きと働き続けられるために--。そうした働き方改革の本質も広く認識されてきたと言えよう▼本日発行の本紙提言特集(別刷り)テーマは「人材マネジメントの潮流」。人材があってこそ持続可能な魅力ある産業に変わっていける。
from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=167917
via 日刊建設工業新聞
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