2025年3月14日金曜日

東急建設、東京都市大学/建築現場で人協調型ロボ実装、竣工後もサービス支援

 東急建設と東京都市大学は、建築物に適用する「人協調型ロボティクスの社会実装技術開発」の共同研究に乗りだす。人とロボット建物が連携し、建築現場の作業や竣工後のさまざまなサービスを支援するロボットが動作しやすい「ロボットフレンドリー環境」の設計、実装に取り組む。共同研究開発では同大学の横浜キャンパス(横浜市都筑区)に建設する新研究棟を活用。ロボットとエレベーターが連携する機能とともに、ロボットが利用するIoT無線ネットワークをロボットフレンドリー環境の基本機能として実装する。
 共同研究開発は、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期の「人協調型ロボティクスの拡大に向けた基盤技術・ルールの整備」の採択事業として展開する。
 東急建設と東京都市大学は「住宅・ビル等の人協調型ロボティクスの社会実装技術開発」を提案。同大学横浜キャンパスの建設期間中、IoTネットワークを現場のセンシングや建設ロボットの通信ネットワークとして用いる。現場ではパワーアシストスーツや建設用ロボットを活用し、IoTネットワークを利用した作業員のモニタリングやロボットとの連携による生産性向上を目指す。
 竣工後は照明や空調などの設備とロボットが有用レベルで連携できるよう、東急建設が大阪大学と共同開発した建物デジタルプラットホーム「Building OS」(建物OS)を導入。スマートビルとして人やロボット、建物が連携したサービスを建物OS上で動くアプリケーションとして提供する。ロボットを活用した屋内の自動巡視や清掃、ビル機械室の遠隔監視などを実現する。




from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=172150
via 日刊建設工業新聞

0 comments :

コメントを投稿