野原グループ(東京都新宿区、野原弘輔社長)の子会社BA-plus(ビーエープラス、東京都新宿区、塩谷元宏社長)が、建設業に特化した総合人材サービスを展開している。野原グループが提供するBIM活用ソリューション「BuildApp」の業務をサポートするBA-plus社員の派遣と求職者の紹介、図面作成の受託を柱に事業を展開。現在約50社のゼネコンと取引し、約30人の人材を派遣している。
BA-plusは人材面でBuildAppの活用を下支えし、ゼネコン業務の仕組みや流れの効率化をサポートするため、2024年3月に設立。BuildAppをより多くのゼネコンに活用してもらうため、エキスパートを育てることをミッションに掲げる。
同社によると、ゼネコンのBIM活用が進むのに合わせ、スキルの高い人材を求める傾向が高まっているという。図面受託事業も好調で、サービス開始から約10カ月で年間計画を超える受注を獲得している。
未経験者の研修や人材育成は、野原グループのリソースを活用する。建材商社としてさまざまなゼネコンと取引がある同グループの発信力が強み。同グループが建設DXを推進していることが、BA-plusの人材獲得でもプラスに働いている。
同グループは業務の効率化などの提案を行う際、BA-plusの人材も紹介できるのが特徴。今後派遣した人材を入り口にBuildAppの普及が期待できるという。
塩谷社長は「図面作成などの部分をわれわれがサポートし、ゼネコンの方にはそのチェック業務に専念してもらうのが理想。人手不足でさまざまな業務に人を割けない中、生産性向上の一助になれば」と思いを語る。
from 企業・経営 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=170750
via 日刊建設工業新聞
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