竹中工務店ら6社は、さまざまな建設ロボットが連携できる共通プラットフォームを構築する。建設現場の資材搬送や耐火被覆吹き付け、測量、清掃などに用いるロボットについて、共通の機能モジュールを組み合わせて連携できるようにする。ベンダー各社が個別に開発することで課題になっている互換性の欠如や開発コストの高さに対処。現場でロボットが使いやすい環境を整備し、生産性向上に貢献する。
19日に発表した。竹中工務店は、Kudan、ジザイエ(東京都千代田区、中川純希代表取締役兼最高経営責任者〈CEO〉)、アスラテック(東京都港区、酒谷正人社長)、燈(東京都文京区、野呂侑希社長)、センシンロボティクス(東京都品川区、北村卓也社長兼CEO)と共に、建設ロボットの連携に向けたソフトウエア開発基盤の研究開発に着手した。
竹中工務店は、ロボットの機械部分からソフトウエアまで包含する基本構造の設計・構築を担当。異なるメーカーのロボットが共通して使えるようにする。
Kudanはソフトウエア機能を開発。ロボットが現場の状況変化に応じて位置を正確に把握し、自動で移動できる技術を開発する。ジザイエはハードウエア機能を開発。さまざまな作業に対応できる共通移動ユニットを構築する。アスラテックは5GやWi-Fiなどの通信方式を組み合わせ、現場の環境塩化に対応する通信基盤を整える。燈はBIM/CIMの設計図などと連携したロボットの事前動作をシミュレーションする。センシンロボティクスは複数のロボットを一元監視・管理できるシステムを構築する。
6社は共通プラットフォームについて28年度以降の実用化を目指す。
from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=177650
via 日刊建設工業新聞


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