2025年8月19日火曜日

静岡市、ENEOS/清水製油所跡地利用で合意書締結/サッカースタジアム建設に弾み

 静岡市とENEOSは15日、JR清水駅東口の同社清水製油所跡地の一部約14ヘクタールについて、地域づくりの推進に関する合意書を交わした。市は同製油所跡地を新サッカースタジアムの最有力候補地に位置付けており、合意により地域づくりの中核施設となる新スタジアムの整備に向けた具体的な検討が可能になった。市は現IAIスタジアム日本平の改修案と新スタジアム整備案の詳細を比較検討し、2026年3月までに採用案を決定する。


 両者は21年7月に「静岡市清水区袖師地区を中心とした次世代型エネルギーの推進と地域づくりに係る基本合意書」を締結済み。合意書は、地域づくりエリアを有効活用することで新たな雇用と魅力ある仕事を創出し、市街地周辺と一体となって地域経済を活性化し相互協力で地域づくりを推進する目的で結んだ。
 地域づくりは、ENEOSが主体となって組合施行の土地区画整理事業を行う。市は地域づくりの中核施設の整備用地を確保するため、事業着手前にENEOSから製油所跡地の一部を取得することを検討する。土地売買の詳細は両者で今後も継続協議する。
 市がこれまでに示したまちづくりの考え方については、市単独でのスタジアム建設の負担は難しいとし、民間投資を呼び込む必要があるとした。スタジアムだけでなくホテルや商業施設などの複合開発も視野に入れる。このため、本年度末までに現スタジアム改修か新スタジアム建設かの方針を決定し、順調に進めば26年度当初予算に用地取得費を計上したい考えだ。




from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=176670
via 日刊建設工業新聞

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