中部地方整備局は26日、7日に就任した西村拓局長の会見を同局内で開いた。西村局長は、「中部をより安全・安心で生産性が高く魅力のある地域にしていくことがミッション」と強調。▽災害への事前の備えと発災時のしっかりした対応▽産業の生産性向上や競争力強化に向けたインフラの整備・管理▽各地域が持つ魅力やポテンシャルを生かしたまちづくりや地域づくりへの貢献-の三つの施策に注力する考えを示した=写真。
災害対応では、「防災・減災、国土強靱化の推進とBCP(事業継続計画)の実効性の向上などソフト・ハード両面の取り組みが必要」とし、豪雨災害が激甚化・頻発化する中で多くの関係者が連携して取り組む流域治水の重要性も指摘。
災害時はテックフォース(緊急災害対策派遣隊)や予備隊員、テックフォースパートナーなども連携し自治体の支援に当たる。前任の東北地方整備局での支援や受援の経験を踏まえ、「国土交通省の強みは地方整備局間の連携、絆、助け合いの精神があること」と強調。強みを生かして中部の防災に取り組んでいくとした。
中部は日本経済を支える重要な地域であり、道路や港湾などのインフラ整備を着実に進めることでさらなる発展に貢献するとしたほか、リニア中央新幹線の開通効果を最大化するため「リニア駅へのアクセス向上、観光交流を活性化するまちづくりを進める」と話した。さらに、愛知県、中部出身として「郷土愛と人脈を生かして取り組みたい」と抱負を述べた。
(にしむら・たく)1992年運輸省(現国土交通省)入省。2012年四国地方整備局高知港湾・空港整備事務所長、17年港湾局計画課事業企画官、22年港湾局計画課長、24年東北地方整備局長を経て8月から現職。東京大学工学部卒。愛知県出身、57歳。
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