国土交通省の次世代ロボット現場検証委員会は28日、静岡県の国道1号浜名大橋(浜松市、湖西市)で橋梁点検ロボットの現場検証を実施した。公募で選ばれた民間企業6社の飛行ロボットやロボットカメラの飛行状況や点検状況などをチェックした。今後、各技術を評価し活用促進やさらなる改良などに役立ててもらう。
検証したのは、▽橋梁等構造物の点検ロボットカメラ=三井住友建設▽全自動構造物劣化調査システム=三信建材工業▽構造物点検ロボット「SPIDER&Giraffe」=ルーチェサーチ▽全自動ロボット型空中俯瞰撮影システム=東日本高速道路会社▽小型無人飛行装置による橋梁点検支援技術=アスコ▽ミニサーベイヤ飛行ロボットを用いた橋梁点検システム=富士建。
三井住友建設の橋梁等構造物の点検ロボットカメラは、ポールの先に取り付けたカメラで点検するもので、他はすべて飛行ロボット。飛行状況などを確認したほか、事前に撮影した橋梁の点検映像と、飛行ロボットなどで撮影した画像を今後比較して実用性などを評価する。
インフラの老朽化対策や災害対応では、限られた予算や人員で着実・効率的に点検を行う必要がある。また、点検箇所が危険で人が近づくことができないケースもある。
このような状況に対応するため、ロボット技術の現場導入に向けた技術を公募していた。
浜名大橋の下にもぐり込み撮影する飛行ロボット |
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