2014年10月28日火曜日

中村屋/新宿本店ビル建替(東京都新宿区)が完成/10月29日オープン


 飲食店経営や食品販売の中村屋(染谷省三社長)が建て替え中だった本店ビル「新宿中村屋ビル」(東京都新宿区新宿3の26の13)が完成した。29日にオープンする。建て替え計画のデベロップメントマネジャーを務める三井不動産が建物竣工までの計画立案、設計・施工管理、テナント誘致などを担当。竣工後も中村屋以外の店舗のマスターリースと施設の運営管理を行う。設計・施工は大林組が担当した。
 新宿中村屋ビルは、JR新宿駅前の東口に立地し、東京メトロ・丸ノ内線の新宿駅と新宿三丁目駅とも地下通路で直結する。敷地面積は約730平方メートル。新たな建物はS一部SRC・RC造地下2階地上8階建て延べ約6400平方メートルの規模。外壁には中村屋のコーポレートカラーのぶどう酒色(淡い紫)を採用し、品格ある落ち着いた雰囲気を持たせた。
 中村屋の関連施設として、名物のインドカリーなどの洋食中心のレストラン・カフェ、菓子やパン、総菜などのショップを地下フロアに、インド・ロシア・中国・フランスなど各国の料理を提供してきた同社の飲食業の歴史の集大成と位置づけるダイニング・レストランを最上階に配置。3階の一部には「中村屋サロン美術館」を開設し、同社ゆかりの近代の芸術家らの作品を中心に展示する。地上1~2階に「COACH」の新コンセプト店、4~5階にエステサロン関係の店舗、6~7階に飲食店が入る。

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