阪神甲子園球場が8月1日に開場100周年を迎える。プロ野球・阪神タイガースのホームグラウンドであり、高校野球の聖地としても数々の記憶に残る熱戦のドラマが繰り広げられてきた▼長い歴史の中で継続的に改修を重ねている。最も大規模だったのが2007年10月から10年3月まで3期に分けて行われたリニューアル工事。耐震補強や内外装改修、甲子園の名物である内野席の一部を覆う大屋根「銀傘(ぎんさん)」の架け替えや外壁に植生されたツタの植え替えなどが実施された▼球場を運営する阪神電気鉄道は昨年7月、数年後に銀傘を高校の応援団が集まるアルプス席まで拡張する構想を発表。観客の暑さを和らげ熱中症対策に万全を期す▼大屋根はもともと開場当初から戦前まで「大鉄傘(だいてっさん)」という呼び名でアルプス席まで覆われていた。一連の改修は次の100年に向け新たな価値を創造し、誰にも愛される日本最古の球場としての歴史と伝統を紡いでいく意味合いがある▼夢の舞台を目指す高校球児らの全国各地の予選でも熱闘が続いている。1年で最も熱い甲子園の夏がまもなく到来する。
source https://www.decn.co.jp/?p=165463
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