みちのくウエストライン「石巻市新庄道路・新庄酒田道路」の早期実現に向け、新団体「宮城・山形・４団体連合整備促進期成同盟会」が立ち上がる。宮城と山形の両県、関係団体の結束を強め、一層強力な要望活動を展開する。村井嘉浩宮城県知事と吉村美栄子山形県知事の２人が会長に就く。２８日に山形県最上町の国指定重要文化財「旧有路家住宅」で設立総会を開く。
構成団体は宮城と山形の両県に加え、石巻・新庄地域高規格道路建設促進期成同盟会（会長＝齋藤正美宮城県石巻市長）、国道４７号・新庄酒田間地域高規格道路整備促進期成同盟会（会長＝山科朝則山形県新庄市長）、石巻・酒田間地域連携軸強化促進協議会（会長＝青木八州石巻商工会議所会頭）、「みちのくウエストライン」建設促進沿線市町村議会連携会議（遠藤宏昭石巻市議会議長）。４団体の会長が新団体の副会長になる。
まずは、８月８日に国土交通省と財務省などで要望活動を実施する。会長、副会長らが訪問し、事業の早期実現を国に訴える。
みちのくウエストラインは「新庄酒田道路」（延長約５０キロ）と「石巻新庄道路」（延長約１１０キロ）の２本の道路で構成する。完成すれば、日本海側の酒田市と太平洋側の石巻市を結ぶ地域の大動脈になる。物流ネットワークの強化に加え、沿線自治体の観光振興、災害時の避難路、物資輸送路などが期待される。このうち、石巻新庄道路は国が昨年４月から計画の具体化に向けた調査を進めている。本年度は防災面など課題が多い県境部付近（中山平～瀬見）の検討を関係自治体と行う予定だ。
from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=175950
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