2025年7月2日水曜日

回転窓/熱中症に用心

 プロ野球・埼玉西武ライオンズの今井達也投手が熱中症と診断された。6月27日に本拠地のベルーナドームで行われた北海道日本ハムファイターズ戦に登板。無失点で抑えていた4回途中、マウンドに突如しゃがみこみ緊急降板した▼ベルーナドームは屋外球場だった西武球場に屋根を取り付けた構造。他のドーム球場と異なり仕切りや空調設備がなく、夏はサウナのように外の暑さや湿気がこもりやすい▼暑さ対策として8日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦からメインコンコースに大規模な冷却用ミスト設備を導入し、計10カ所で屋根や支柱の足元からミストを噴射する。最大5度程度の温度低下を見込む▼熱中症は日中の屋外作業が多い夏の建設現場にとっても最大の安全リスクだ。厚生労働省の統計では、2020~24年に熱中症で死傷した建設業就業者は計961人と業種別で最多となる▼7月に入りいよいよ夏本番。職場での熱中症対策が義務化され建設各社もあの手この手の工夫を凝らす。1日には「全国安全週間」がスタート。早期の気づきや無理せず休むことの大切さを再認識し、万全の対策を講じてほしい。




from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=175380
via 日刊建設工業新聞

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