人材派遣のパーソルホールディングスが就業者10万人を対象に実施した労働観などの調査で、AIに対する受け止めを聞いていた。7%の人が「上司がAIであることに抵抗はない」と回答。若い世代ほど多かった▼AI上司は責任の所在など懸念がありそう。だが、過去の膨大な蓄積を参照して、ニーズを踏まえて総合化することは、AIの方が得意であることも事実▼カーナビゲーションなど多くの分野でAIのアドバイスが溶け込んでいる。対話型AI「Chat(チャット)GPT」などが容易に活用できるようになり、より身近な存在になってきた▼「仲間を信頼すべきだが信用してはいけない」。ある経営者が野球を例に話していた。誰でもエラーをすることがあるから、いつでもカバーできるよう準備しておく。ただ、エラーした選手は次の打席で奮起するかもしれない。だから、仲間を信頼する気持ちが大事なのだと▼AIの導入はどんどん加速していくのだろうが、体調を崩すと判断力が鈍るように、人間が集めた蓄積を参照するAIも間違えることがあるはず。そのことを忘れずに共に歩む姿勢が求められる。
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