コクのある甘さが特徴の蜂蜜は、コロナ禍に免疫力を高める効能が改めて注目された自然食品である。近年の健康志向も背景に需要は増加傾向にあるようだ▼人類と蜂蜜の関係は古く、スペインに残る石器時代の壁画に蜂の巣を採る女性が描かれている。古代ギリシャの医学者・ヒポクラテスは、さまざまな治療に蜂蜜を活用した▼自然療法家の有馬ようこさんは、そうした歴史や安心できる蜂蜜の選び方などを自著『〔入門〕世界一やさしい はちみつの教科書』で解説する。蜂蜜がより身近なものに感じられ、抗菌作用を正しく理解するのにも役立つ内容だ▼8月も下旬に入ったが猛暑はまだ続きそう。ミツバチにも真夏の暑さは大敵で、巣内の温度を保つために多くの働き蜂が羽を震わせて送風し、また外から運んできた水の蒸発に伴う気化熱も利用しているのだという。蜂蜜製品販売会社のホームページなどから引いた。蜂の知恵に驚かされる▼蜂蜜にはエネルギーを生み出す全ての要素がそろい、そして人は〈エネルギーが多ければ、他者も思いやれる〉と有馬さん。『はちみつの教科書』からそんな大切なことも学べる。
source https://www.decn.co.jp/?p=155709
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