2023年8月3日木曜日

回転窓/大会後のレガシー

 2024年にフランス・パリで開催される五輪・パラリンピック競技大会に向け、代表内定や参加標準記録突破といった報道が増えてきた。さまざまな種目の選考会は熱を帯び、手に汗を握り観戦している方も多いだろう▼史上初めて3年間隔で開かれるパリ大会の開幕まで1年を切った。五輪は7月26日~8月11日に32競技329種目、パラリンピックは同23日~9月8日に22競技549種目が行われる▼パリ大会はスポーツ会場だけでなく、パリのランドマークが競技の舞台になる。セーヌ川北岸にあるコンコルド広場でBMXフリースタイル、エッフェル塔の前でビーチバレー、ベルサイユ宮殿で馬術などと、スポーツと文化遺産が融合する。テレビ中継では熱戦とともに映り込む名所も楽しめそうだ▼一昨年の東京五輪・パラリンピックでは、1964年大会に建設した国立代々木競技場でハンドボール、新国立競技場では開・閉会式や陸上競技などを実施。レガシー(遺産)を活用し、新たなレガシーも創出した▼大会後にそうしたレガシーが都市の魅力にどうつながっているのか。パリ大会を前に改めて注目したい。

source https://www.decn.co.jp/?p=155300

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