2023年8月23日水曜日

回転窓/届け、少年野球選手の思い

 近所の公園で毎朝、小学4年生の男の子が野球のバットを握り、素振りに励んでいる姿を見掛ける。入団した少年野球チームの監督から宿題を出され、自主練習の内容と、その日に楽しかったことを一つ、「野球ノート」に書くのだそう▼バットは卒団した選手からのもらいもの。6年生が使っていたバットは少し長く、重いようだ。まだ試合の経験はないけれど、いつかやってくる初打席で夏休みの努力が報われると信じたい▼JR東海と野球用品大手のミズノが開発した子ども用の金属バットが話題を集めている。東海道新幹線の廃車車両から、独自の溶解・精製技術を駆使して抽出した強度のある高純度のアルミ合金を再利用した▼バットのデザインは、白と青の新幹線カラーのほか、点検車両のドクターイエローをイメージした黄色などを用意。両社は「夢を追いかける少年少女を応援していきたい」という思いを込め、1日に販売予約を始めた▼再生アルミバットの発売予定本数は1400本。10月14日の「鉄道の日」に発売する。コレクターが多く何かと人気の鉄道グッズだが、練習に励む子どもたちの手に届いてほしい。

source https://www.decn.co.jp/?p=155773

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