東京の都心部と臨海副都心エリアを結ぶつり橋「レインボーブリッジ」が26日、開通から30周年を迎える。首都高速道路会社は記念展などイベントを展開中だ▼ライトアップも行われており、26、27の両日は明るい未来への願いを込めて虹色で彩られる。デザイン監修を手掛けた照明デザイナーの石井幹子氏は「レインボーブリッジは東京港の主役」とコメントを寄せた▼同橋の整備に当たっては、利便性とともに景観の美しさを追求。真っすぐに立ち上がっている主塔や橋脚と、つり橋特有の伸びやかな曲線などが組み合わさった優美な姿は、東京を象徴する風景の一つとして定着した▼多数の船が行き来し、羽田空港も近接する制約がある中で、全長798メートルの大規模橋梁を建設する難易度の高いプロジェクトだった。6年半をかけて完成し、その後もメンテナンスしながら休むことなく交通や物流を支えている▼首都高速会社の特設サイトには、お祝いメッセージを掲載。土木の勉強を始めるきっかけになった大好きな憧れの橋--。そうした声もあった。人々の思いもつなぎながら、これからも活躍し続けてもらいたい。
source https://www.decn.co.jp/?p=155831
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