2023年8月9日水曜日

回転窓/水の日の教え

 5日に東京都内で開かれた「水のワークショップ・展示会」(主催・水の週間実行委員会)で、小学校低学年の女の子が「川の水をためるの。洪水しちゃうから」と、ダムの役割を父親に話していた▼会場では、気象予報士・敷波美保さんの天気と水循環に関する講演などが行われた。女の子は、敷波さんが出した山に降った雨の行き先などについての質問にすらすらと回答。驚くほどの豊富な知識と、「じゃあこれは?」と関係する質問を出していく父親の教育に感心した▼このワークショップ・展示会は、8月1日の「水の日」と、同日から1週間の「水の週間」に合わせて企画されたイベント。子どもたちが大きさの異なるコップで水をすくうなどして、昔と今の水の消費量の変化などを学んだ▼水資源の有限性や開発の重要性に理解を深めてもらおうと、1977年に水の日は制定された。会場で報道席の前に座った親子のやりとりを見聞きし、そのコンセプトがしっかりと浸透しているように感じた▼父親から答えが分かった理由を聞かれ、「本で読んだ」と女の子。読書の大切さも改めて教えられる今年の水の週間となった。

source https://www.decn.co.jp/?p=155529

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