東京大学が文系と理系を融合した5年制の新たな教育課程の創設を目指している。学士課程と修士課程の一貫カリキュラムで、2027年開設を予定。秋入学とすることで世界から学生を受け入れやすくする▼名称は「カレッジ・オブ・デザイン(仮称)」。社会システムの変革を含めた広義の意味でデザインを再定義し、人文学や社会科学、工学など分野をまたいだ学びを展開する。社会変革の担い手となる次世代リーダーの育成が目標だ▼SDGs(持続可能な開発目標)など、多様な社会課題の解決が求められる現代。新たな枠組みで輩出される人材は企業にとっても魅力的なはず▼新課程は1学年100人程度。学生全体からすると少数だが、大学教育の多様化といった観点から影響を与える可能性がある。秋入学が広がれば就職・採用はもちろん、社会全体に変化が及ぼう▼新人研修など組織が一斉に行ってきたことも従来通りいかなくなるかもしれない。多様な人材に活躍してもらうには、これまでと違うことを否定せず、許容する度量の広さも必要。次世代のリーダーを呼び込むため、建設業界も柔軟な姿勢が求められる。
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