東京都渋谷区の渋谷駅前で、行き交う人たちを見守ってくれている忠犬ハチ公像。モデルとなった秋田犬のハチは、秋田県大館市の生まれと知られている▼市内には主人を迎えたような優しい表情や、高台から里山を力強く見渡すなど、さまざまな姿のハチの像がある。市は配布物にハチのシルエットを記すなど、ふるさととしてのPRに余念がない▼先週8、9日、国土交通省「地域インフラ群再生戦略マネジメント(群マネ)実施手法検討会」の小澤一雅座長らが同市を訪れた。道路や河川といったインフラの包括管理を視察し、自治体の枠を超えて地域のインフラを適切に管理する群マネの議論に生かすのが狙い▼業務を委託する市、受託した企業グループの代表とも、人口減少下で効率的にインフラを管理する上で包括管理の必要性を強調。福原淳嗣市長は官民連携による「公共サービスの持続可能性の担保」に意欲を見せた▼ハチは1923年11月の生まれ。昨年に生誕100年の祝いが同市や渋谷区で盛大に行われた。地域のインフラがハチのように長く愛着を持たれる存在であり続けるため、包括管理の効果に期待したい。
source https://www.decn.co.jp/?p=163515
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