夏休みを終えて近所の小学校が28日から登校を再開した。朝の登校中に顔見知りの子どもたちに声をかけると、手提げ袋に入っている自由研究の作品を見せてくれた▼女の子は海で見つけた貝殻を写真立てに飾ったそう。利き足とは逆の足でボールを蹴る練習を続け、写真を添えて成果をまとめた男の子もいた。どれも力作だが、どこか保護者の苦労もうかがえるようでほほ笑ましかった▼夏休み期間中、全国各地で建設関係の子ども向けイベントが行われた。土木技術者女性の会東日本支部は、橋梁の点検体験とトンネル工事現場の見学をセットで企画。保護者にも建設の仕事を知ってもらおうと試みた▼点検には日本大学工学部土木工学科構造・道路工学研究室が作成した「簡易橋梁点検チェックシート」を利用。住民目線の点検に配慮されたシートを使い、参加者が歩道の舗装のひび割れや、伸縮装置の損傷の有無などを確認した▼「自由研究に役立つように企画しましたが、お子さんも保護者も熱心に点検してくださいました」と同支部の担当者。夏休みの思い出や自由研究が建設技術者を志すきっかけになればうれしい。
source https://www.decn.co.jp/?p=155977
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