2023年11月17日金曜日

回転窓/国際男性デー

 今年になって取材先の知人である男性2人が育児休暇を取得した。しばらくして復帰の連絡が入り、大変ながらも子育てを楽しまれているようだった▼積水ハウスが小学生以下の子どもを持つ男女を対象にした調査を6月に実施。男性の育児休業取得率は24・4%の約4分の1にとどまっているものの、2019年実績(9・6%)から大きく伸びている▼11月19日の「国際男性デー」は、1999年にトリニダード・トバゴで始まった取り組みが由来とされる。男性や男児の心身の健康に目を向け、ジェンダー平等を促すことが狙い。各地で展示やシンポジウムが開かれる▼「男性も生きづらい部分がたくさんある。男性自身がこの問題に目を向けて、自分を変えていくといい」。男性学研究者の伊藤公雄京都産業大学教授が、国立女性教育会館(萩原なつ子理事長)のインタビュー企画で指摘していた▼男性だけを意図したものではない。「男性が変わらないとなかなかジェンダー平等が進まない」(伊藤氏)ことが背景にある。互いに認め合いながら、支え合う姿勢が大事。男性の育児休暇取得の促進も重要な一歩となる。

source https://www.decn.co.jp/?p=158579

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