ロシアによるウクライナ侵攻が、依然として解決を見いだせずにいる▼ウクライナ側が提唱する和平案「平和の公式」を協議する国際会議が先月28日、マルタで開かれた。ロシア軍の撤退や領土の回復などを求める内容。日本政府は、ウクライナ支援とロシアへの制裁を続ける方針を表明した。ロシア側は和平案に拒否する姿勢を示している▼ウクライナでは厳しい冬が近づきつつある。本来は今すぐに復旧・復興に取りかかるべきだが、悲しいことにその状況にない。一刻も早い停戦が求められる▼国際協力機構(JICA)が1日、ウクライナの復旧・復興促進への体制整備で首都キーウの事務所を再開した。「今後の復旧・復興フェーズで支援を本格化させていく中で、多岐の分野にわたる支援を迅速かつ着実に実現していく」。上川陽子外務相は定例会見で語った▼来年初めには「日・ウクライナ経済復興推進会議」が開催される予定だ。日本には戦禍や度重なる自然災害から復興してきた経験がある。必要になった段階で即応できるよう準備し、同国の人たちが安全・安心に暮らせる環境を一日も早く取り戻してもらいたい。
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