2023年11月7日火曜日

回転窓/冬支度も油断大敵

 11月の異名として一般的な「霜月」は、現在の新暦で12月ころに当たる。このほか「霜降月」「霜見月」「雪待月」「雪見月」など霜や雪に関する呼称が多く、本格的な冬の到来を連想させる時節とされる▼現代の季節感と比べると、新・旧暦の違いだけでは説明できないズレが生じているようだ。先週後半から季節外れの暑さとなり、各地の最高気温も25度以上の夏日が続出。沖縄や九州の一部では30度以上の真夏日になるところも▼普段なら冬用に衣替えを済ませている時期だが、夏物をしまえずにいる方も多かろう。気候変動の影響が日々の暮らしにも広がりつつある▼気象庁が先月発表した11月から来年1月までの3カ月予報によると、日本上空の偏西風が平年より北側を流れ、寒気の南下が弱くなる見通し。平均気温は北日本(北海道と東北)で平年並みか平年より高く、東・西日本と沖縄・奄美地方で高いとしている▼全国的には暖冬傾向のようだが、降水量は平年並みか多く、降雪量は地域によって一時的に強い寒気が入ることで大雪になる可能性もあると警鐘を鳴らす。除雪対応などを含め油断せずに冬支度を進めたい。

source https://www.decn.co.jp/?p=158223

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