先週11月10日の「いい(11)トイレ(10)の日」に、日本トイレ研究所が「日本トイレ大賞2023」の授賞式を開いた。グランプリには埼玉県所沢市の水道工事会社、石和設備工業による公衆トイレを核とした地域活性化事業が輝いた▼自社敷地内にコミュニティースポットの概念を取り入れた公衆トイレ「インフラスタンド」を整備。シェアサイクルステーションやフリーワイファイ、自動販売機も設け、地域の交流拠点としての役割を担う▼マルシェ「KAWAYA市」を定期的に開き、公衆トイレのネガティブなイメージを拭い去り、人が集うにぎわいづくりを進める。清潔で多機能なインフラスタンドの整備・運営を通して、水道工事の新たな魅力発信につなげる狙いも▼日本トイレ大賞は生活に不可欠なトイレ環境の改善を促し、インバウンドのおもてなしのほか、女性が働きやすい社会を形成するなどの理念から国が2015年に創設。女性活躍推進の一環で、工事現場に設置する快適トイレも受賞している▼人材確保には、男女問わず働きやすい職場環境が不可欠。現場で働きたくなる快適トイレの普及に期待したい。
source https://www.decn.co.jp/?p=158461
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