フランスのマクロン大統領が、国民教育相を務めていたガブリエル・アタル氏を新首相に任命した。歴代最年少の34歳。国民の人気が高く、政権浮揚につなげる狙いもあるとみられる▼2024年は世界のリーダーが民意を問われる年。13日に台湾で総統選の投開票が行われる。3月にロシアで、11月には米国で大統領選が実施される見通し。このほかにも欧州連合(EU)欧州議会選挙など注目される選挙が目白押しだ▼これら選挙の結果は、当該地域のみならず、国際社会の行く末にも影響する。ロシアのウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ情勢など混迷の度を増す世界。リーダー同士が連携しながら、協調路線を歩んでいく必要がある▼日本にとっては外交力がより一層問われていくことになろう。今年は政府開発援助(ODA)を始めてから70年の節目に当たる。開発途上国の貧困削減や経済成長などを後押ししてきたことが、国際社会からの信頼獲得につながってきた▼質の高いインフラは地域の安全・安心を支え、国際社会の安定に貢献する。地道な取り組みを通じて世界の平和を先導していく立場で歩み続けたい。
source https://www.decn.co.jp/?p=160053
0 comments :
コメントを投稿