「今季一番の冷え込み」という言葉を聞くことが多くなってきた。朝と日中の寒暖差も大きく、服装で上手に調節しながら体調管理に気を付けていきたい▼厚生労働省が20日公表したデータをみると、インフルエンザの大流行が4週間以内に起きる可能性を示す「注意報レベル」に達した。全国約5000の定点医療機関から9~15日に報告された新規感染者数が1機関当たり11・07人となり、前週から1・08人増加。注意報レベルの10人を超えた▼インフルエンザは通常、冬に流行するが、昨年末に3年ぶりとなる全国的な流行期に入り、収束することなく秋に急拡大する異例の事態が続いている。休校や学級閉鎖となった幼稚園や小中高校などは全国で1700施設を超えるという▼コロナ禍にインフルエンザの流行がなく、社会全体として免疫が低下していることなどが要因と考えられる。せき止めや痰(たん)を切る薬など処方薬も全国的に少なく、入手しづらい状況になっている▼今年も残り2カ月余りとなり、年末に向けて忙しさも増してくる。新型コロナが5類に移行し緩んでいたかもしれない感染症対策を改めて徹底したい。
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