自宅近くの銭湯に行くのが最近のルーティンとなっている。隅々まで清掃が行き届いた店内と雰囲気が気に入り、1年ほど前から通い始めた▼全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会(全浴連)の調べによると、2023年の銭湯数(組合加入)は1755軒。この半世紀にわたり減少を続け、1968年のピーク時と比べて1・6万軒以上も減っている▼銭湯を取り巻く環境が厳しい中でも、近頃は「銭湯トレカ」なるものがひそかなブームになっているという。集客アップに向けて京都市内に住む男性が制作。お湯の種類や魅力などを記した手のひらサイズのカードで、これ目当てに銭湯を利用する若者も少なくないようだ▼東京・原宿では17日開業する商業施設「東急プラザ原宿 ハラカド」に銭湯が設置される。東京・高円寺の老舗「小杉湯」が運営し、新たなコンセプトで誕生する都心の銭湯として大きな話題となっている▼銭湯に行くと番台に座る人や他の利用客と交わすたわいもない会話が楽しい。コロナ禍を契機にリモートでのコミュニケーションが広まったとはいえ、そんな日常の社交場を盛り上げていきたい。
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