人類が宇宙へ飛び出し、暮らし続けることは可能なのか--。かつてマンガやアニメなど空想世界で思い描いた夢物語は、グローバル規模で官民が協働し実現に取り組んでいる▼宇宙空間での長期滞在は、約400キロ上空で実証されている。現在、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在するロシアの宇宙飛行士オレク・コノネンコさんが宇宙滞在の史上最長記録を更新中。これまでの最長記録(通算878日11時間29分48秒)を2月に抜き、6月には通算1000日を超える見通し。最終的に1110日滞在して9月に地球へ帰還する計画だ▼日本人の最長記録保持者は若田光一さん。計5回の飛行で宇宙滞在は通算504日余りに上る。日本人初のISS船長を務めるなど、宇宙開発分野では日本を代表するレジェンドの一人と言えよう▼先月末で宇宙航空研究開発機構(JAXA)を退職した若田さんは、米国の宇宙関連企業に所属し生涯現役を貫く。宇宙滞在記録が今後さらに伸びそうだ▼先週の日米首脳会談によると、日本人の宇宙飛行士が月面に2回着陸する機会が提供されるという。月での街づくりに期待が膨らむ。
source https://www.decn.co.jp/?p=162755
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