大阪市此花区夢洲で予定されている2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が13日で開幕まで1年となる。万博協会は同日、魅力を発信するイベントを開催する。会場スタッフの公式ユニフォームも披露する予定だ▼参加する国・地域らが行う公式イベントの第1弾となる116件の発表内容は音楽や舞台、展示、講演などさまざま。多彩な催しで世界の国々らと盛り上げていく▼会場整備を担う建設業界としては工事の進捗が気に掛かるところ。シンボルとなる「大屋根リング」は、木組み構造の約8割が組み上がった。1周約2キロで、9月末に全周がつながる見通し。完成すれば世界最大級の木造建築となる▼パビリオンも続々と着工し、工事が本格化している。自見英子万博担当相は9日の会見で、海外パビリオン建設に対して「開幕までに工事を完了させられるように準備を進めることが重要」と強調した▼博覧会国際事務局の幹部は「準備万端」と太鼓判を押すが、建設業に時間外労働の上限規制が適用されたタイミングで佳境に入る万博工事。厳しい工期の中でも優れた技術を駆使し安全施工に徹してほしい。
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