3月最後の土日は半袖のTシャツ、短パンにサンダルなど夏服姿の方をよく見掛けた。春を通り越し、一気に夏が来たかのような暑さに衣替えも追い付かないほど。各地で25度以上の夏日となり、3月として観測史上最高気温を記録したところも▼暖冬でサクラの開花時期は例年より早まるかと思いきや、天候不順で当初予想より遅れた地域が少なくない。この季節外れの暑さでサクラのつぼみも成長し、開花宣言が相次いだ▼気象庁が奈良や水戸、前橋などの開花を3月31日に発表し、高知は全国で今年初めて満開に。いずれの発表時期も去年と比べて1~2週間ほど遅いという▼「四月一日」の名字を「わたぬき」と呼ぶ由来は、冬に防寒として着物に詰めた綿を旧暦の同日に抜いていたから。現在の5月上旬に行われていた昔の慣習だが、温暖化の進展で衣替えの時期が早まっているのは確かだろう▼「地球沸騰化」のキーワードが話題に上った昨年は、世界的に観測史上で年間平均気温が最も高かった。温暖化による気候変動は地域の暮らしや風習にも大きな影響を与える。あらゆる策を講じて沸騰を抑え込まねばならない。
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