今年の男女共同参画週間(23~29日)のキャッチフレーズは「だれもがどれも選べる社会に」。そうした社会の実現に向け、国民一人一人の理解を深める関連行事が各地で行われる▼1999年6月23日に施行された男女共同参画社会基本法を踏まえ、男性と女性が職場や家庭、学校、地域でそれぞれの個性と能力を最大限に発揮できる「男女共同参画社会」の創出を推進。ジェンダー(社会的性別)平等など、性的属性に関する認識や価値観が多様化する中、従来の社会構造や慣習も変化しつつある▼11月に創立110周年を迎える土木学会の112代会長に佐々木葉氏が就いた。初の女性会長として注目を集める中、14日の定時総会後の就任あいさつで、マイノリティーの女性の地位向上に尽力された人たちに感謝し「やったぜ」と喜びをあらわにした▼新会長は歴代会長の出身校や就任時の職域など属性を分析。目を向けるべきは個々の属性だけではなく、人としての多様性を尊重することだと訴える▼会員約4万人を誇る学会に吹き込む新しい風は、建設業界にどのような変化をもたらすのか。今後の活動が注目される。
source https://www.decn.co.jp/?p=164580
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