建築現場の事務所前に並べられたプランターに目が止まった。かわいい花々が歩道からよく見え、行き交う人たちに一服の清涼剤となっている▼暑くて多湿な日が続く、建設現場では労働災害に一層の注意が必要な時期を迎えた。事故防止に安全パトロールは重要な活動の一つ。ある専門工事会社の社長が安全大会でこんなやりとりを紹介した▼現場内で細かく確認して回る模様を動画配信サイトにアップすると、業界関係者からなのか「うるせえ」「お前がやれ」などのアンチコメントが。一方でこうした投稿を「そんなコメントしかできないから底辺と言われるんだ」と指摘する声が寄せられた▼これは現場の取り組みを支持してくれるコメントに違いないが、「我々は底辺でも何でもない。すごく素晴らしい技術を持ち、すごく夢のある業界で働いている」と社長。安全大会で得たことを最前線の職人たちにしっかり伝えるとともに、業界のイメージを変えていく必要性も訴える▼事務所前の花がきれいな現場は、朝早くにじょうろを持った職員の水やりから一日が始まる。そうした大切な日常も安全に作業を続けてこそ守れる。
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