この前の日曜日、近所の公園にある防災備蓄倉庫の清掃が行われた。9月1日の防災の日が近づくと実施される町内会の恒例行事。実際に倉庫内の備蓄品を使う事態には直面していないが、掃除に併せて照明器具の動作を確認したり、住民に期限の迫った保存食を配ったりする▼今回は清掃後に「ボールをぶつけないで」と書いた紙が倉庫にはられた。「元気なのはいいことなのだけどね」と話してくれたのは民生委員の男性。子どもたちにこうした備えがいかに大切かを知ってもらうのも地域社会の役割だろう▼台風10号が発達を続けながら、27日昼時点で奄美や九州に近づきつつある。猛烈な風が吹く恐れがあり、進路の予想範囲は本州も広く覆う▼関係省庁は警戒会議を26日に早くも開催した。国土交通省と気象庁は同日緊急会見し、厳重な警戒を呼び掛けている。動きが遅く、大雨や強風が長引く地域が出る公算が大きいという。早め早めの対応が必要だ▼各地の防災備蓄倉庫が開けられる事態にならないよう願わずにいられない。時同じくして話題の自民党総裁選立候補者には、国土強靱化の考えを聞かせてほしい。
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