2024年8月5日月曜日

回転窓/楽しみな川柳コンテスト

 図書館の運営受託を手がけるキャリアパワー(京都市)が毎年、「私の図書館(本)」と題した川柳コンテストを開催している。これまでの受賞・入選句をみると、笑いのツボにはまる作品が多くて楽しめる▼2019年の第1回最優秀作品は「わあショック 真犯人を 囲う丸」。推理小節を読み進めている途中で、まだ分からない真犯人の名前が丸で囲まれていたら…。思わず笑ってしまう句だが、現実なら迷惑にもほどがあろう▼実際にそうした落書きを含め、図書館が困るのは貸し出した本の汚損や毀損。なかでも飲み物や雨などでぬらすトラブルが少なくないようだ▼先日訪れた公立図書館では利用者に注意を促すため、水にぬれて乾き、大きく波打った何冊もの本が「本が悲しんでいます」と書かれた張り紙と共に並んでいた。いずれも修復できずに弁償となったものだという。本を借りる時は十分に気を付けたい▼第6回の同コンテストは、今月1日に作品募集が始まった。ちなみに前回の最優秀作品は「頭良く なった気がする 来ただけで」。今年もどんな秀作が出てくるのか、選考結果の発表を楽しみに待とう。

from 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=166039
via https://www.decn.co.jp/?p=166039

0 comments :

コメントを投稿