自宅に眠っていた骨董(こっとう)品や絵画などを鑑定するテレビ番組「開運!なんでも鑑定団」が好きで視聴している。一般人や芸能人が「お宝」と称して専門家に鑑定を依頼する内容が受け、今年で放送開始30周年を迎えた▼先日、不動産情報サイトで「お宝物件」という宣伝文句を目にした。新築よりも安く手に入る優良中古物件や古民家を指すらしい。レトロな雰囲気が持ち味の飲食店などに利用されている▼まちの魅力を高めようと、建設業でも加和太建設(静岡県三島市)が不動産仲介業を営むエンジョイワークス(神奈川県鎌倉市)と共同で、三島市街にある空き家を起業したい人に紹介する創業支援を展開している。応募してきた起業家の悩みに先輩経営者がアドバイスするのが特徴だ▼応募受け付けは8月末まで。審査を通過した起業家は、築100年の古民家や料亭だった居抜き物件で事業を始められる▼後継者不足や電子商取引の需要増などが市街地の衰退に拍車をかけている。まちに活気を取り戻すため、未利用不動産をうまく活用するのも一つの手。地域に精通する建設業が貢献できる余地は十分ある。
from トップニュース – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=166371
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