今年は球技の世界大会が相次ぐ。日本代表が優勝したワールドベースボールクラシック(WBC)は大いに盛り上がった。女子サッカー、男子バスケットボールに続き、先週8日にはラグビーのワールドカップが開幕した▼代表チームの愛称に目を向けると、「サムライ」や「なでしこ」といった日本を象徴する言葉を冠したり、指揮官の名前を付けたりしている。親しみのある愛称とし、多くの人に応援してもらう狙いも▼バスケの日本代表は男女や3人・5人制に関係なく、昨年から愛称を「AKATSUKI JAPAN」に統一した。夜明けを意味する暁(あかつき)は、日の丸にも通じる。世界に挑む代表チームに「日の出の勢い」をもたらす意味が込められているという▼愛称によるブランディングは、人々の関心を集める上で重要な戦略の一つ。建設業界でも現場などで働く女性を「けんせつ小町」と親しみを込めて呼び、魅力向上に一役買っている▼業界への理解を深めて入職者を増やそうと、建設関連の団体・企業は広報戦略に力を入れる。その一端を担う専門紙として、さまざまな形で発信力を高めていきたい。
source https://www.decn.co.jp/?p=156368
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