近所の観光農園で今年もブドウ狩りの受け入れが始まった。糖度が高く蜂蜜ブドウとも呼ばれる「ブラックオリンピア」、国内で最も多く栽培されている「巨峰」など種類も豊富にあり人気の農園だ▼おいしさの見極め方を聞くと、皮の色が濃く、ふっくらとした実のものがお薦めなのだそう。直売所では猛暑の影響で色付きが進まず、割引価格になったブラックオリンピアが思いのほか好評のようだ▼山梨県が農業用AIロボットを使ったブドウ運搬実験の支援を始めた。収穫後の運搬で人とロボットそれぞれの作業時間を計測し、人件費の削減効果などを比較検証する▼同県はブドウの生産量が日本一ながら、人口減少と高齢化で農業の担い手不足が深刻化。実験で作業者の消費カロリーや心拍数、身体への負荷も調べ、人とロボットの役割分担などの検討に役立てる▼農地を受け継いだ若手農家の頑張りにも期待したいところだが、昨今の物価高によるコスト増や労働力の確保に頭を悩ませているという。栽培から出荷までにロボットをどう生かすか。人とロボットの良さを組み合わせ、おいしいブドウを実らせてほしい。
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